2024年夏 北海道〜岩手ツアー [日々のぬのさんのライブ]
◉7/16(火)羽田空港〜帯広
しかしかなりのチャンポンで大ヨッパライだったな(苦笑)。お父様、お母様、大変ご馳走様でした。
窪田ひかりが育ったライブハウス HIPSTERで初日から演奏はいい感じ。彼女と僕のオリジナル曲に今回のツアー用に選曲したカバー曲を織り交ぜてお送りしました。
結果、実に旅行気分で楽しいツアーになりました。監物さんはわざわざ東京から観に来てくれて彼の同級生もたくさん集まって盛り上がりました。感謝です。
◉7/19(金)札幌〜函館 BAND WAGON
北海道は駅弁もナイスだよなあ。
函館は前回8年前にDuoRamaツアーで来ました。中学同級生のはこだて未来大学プロフェッサー田柳氏が函館在住なのです。前回は大学でのシンポジウムもありました。今回も色々とコーディネートしてくれました。打ち上げの海鮮は全て絶品!イカは未だ踊ってました。
合掌……。
◉7/20(土)函館〜岩手県花巻土間ホール
実に楽しい北海道渡世人のタビ4日間終了。湯の川温泉に行くというひかりちゃんと駅でお疲れさまして僕は朝市へ。
布さんみちのく一人旅のスタートです。
初の北海道新幹線で津軽海峡を渡っていざ本州へ!青函トンネル楽しみにしてたら、道内もトンネルだらけでいつの間にか青森県になってた(嘆笑)。
岩手県花巻到着。この日はオンラインサロン会員のまっつぁんこと松葉孝博氏と何回めかのDUO共演。彼は最近話題のブレイキングジャズの映像でも登場していて、ジャズギターコミュニティーでは結構名の知れた存在です。ギターも上手いけど、実は彼の本業はたこ焼き屋さん松葉商店。県内に7つの店舗を展開するやり手社長です。
出雲旅行 [個人的案件]
仕事では何度も行っている松江、出雲。6月半ばに渡世人の生業であるビータではなく正真正銘の旅に行ってきた。
出雲大社、足立美術館 etc.…。清々しい気分で身体と心のデトックス、今後の人生に思いを馳せて過ごした。まあ要は、昼から呑んで温泉三昧ってことなのだが(それもデトックス…笑)。
特に印象に残ったのは、2度めの足立美術館の前回はなかった魯山人館。彼のことを僕は何も知らなかった。作品の振れ幅と数、美にかけるパッション、強力な人生。芸術家の中の芸術家、天才の中の天才だと感じた。
今年度から大学の仕事も約2/3。頼まれ仕事も減ったし(苦笑)、だいぶ時間ができてかなり楽しい今日この頃だ。まさに高齢者ワールド満喫ってところ。
宍道湖嫁が島の夕陽
出雲そば ふなつ
足立美術館
出雲大社
水木しげるロード
8年ぶりのジョンスコフィールド大師匠詣で [音楽雑感]
ジョンスコフィールド大師匠来日のニュースは3月後半ツアー中に知りました。前回彼のライブに行ったのは多分2015年のウーバージャムバンド。9年も彼のライブを観てないのは40年間で初めて。前回、コロナ時代前に来たときはこちらがツアー中で行けなかった。だから今回の来日はかなり楽しみにしていました。
そして4月アタマのある生徒のレッスンのときの対話。「布川さん、ジョンスコ行きますか?」「行くつもりだけど」「もう席ない感じですよ。予約しましたか?」「えーーー(驚)」
調べてみると…… 確かに3日間6セット全部ソールドアウト(涙)。こんなに大師匠は人気があるのか。だってライブの2ヶ月前。嬉しくもあるけど、あまりに残念。
もうダメ元で彼にライブ2週間前に直接メールしました。僕が行ける日はライブ2日めの6/4(火)の2nd。1週間返信がない。今度はFacebookでメッセージしてみるとようやく繋がった。メールアドレスを変えたらしい。彼も席がもう空いていないことは知っていたようで、「日本に着いたら直接店の人に頼むからまた連絡くれ」ということ。
前日6/3(月)、彼からメッセージがありました。OKでした。よかった。
そしてライブは……
7歳上の大師匠、最高でした。何が素晴らしいって全ての音に嘘がない。常に心からジョンスコフィールドの音。今後の音楽人生、全然ヘタクソな私もそこだけは見習って行きたいと思いを改めました。今回は息子と来たんだけど、彼の心にも残ったことでしょう。
そしてこういう機会を作ってくれたジョンさんに心から感謝です。Aireginはまさに現代のインクレディブルジャズギター!演奏後に彼が「ソニーローリンズ!」と叫んでいたのが耳に残ってます。
布川俊樹 OJP TRIO Spring Tour 2024 Vol.2 絵模様 [日々のぬのさんのライブ]
大変遅くなりましたが、5月のバンドツアーの絵模様をまとめておきますね。OJP TRIO初の北方面プチツアーでした。今回はかなり移動が楽でした。楽しいジャズ渡世ドライブとなりました。
● 5/9(木)東京~いわきまちレポいわきB1プラス
今回も西川直人号で渡世人のタビが始まりました。久しぶりのいわき、Bar Queenマスター加藤さん、当地オンライン生徒のうぬまよしこさんには大変お世話になりました。演奏は初日からバッチリ!
● 5/10(金)いわき~新潟 Jazz FLASH
一路西へ向かう気持ちいいドライブとなりました。この日は超久々のむっちゃんこと吉田睦との共演に尽きます。一緒に演奏したのは2017年彼女の結婚披露宴以来だもんな。懐かしいFound楽曲を沢山やりました。そんなにライブは頻繁にやっていないんだろうけど、全くそういうことを感じさせない素晴らしい歌でした。会場も歓声飛び交う大盛り上がりのライブでした。そして最高の酒と食!
● 5/11(土)新潟~柏崎 Ken’s Cafe
新潟県内移動でした。道すがら、小千谷で盟友呑み友、阿部さんと待ち合わせ。彼イチ押しのへぎ蕎麦屋さんへ。この日の演奏も相当よかったんだけど、写真撮り忘れ。関根くんから拝借したリハ写真しかありません(嘆)。いつもお世話になっている水口さんには大感謝です。
● 5/12(日)柏崎~塩尻 Bar On The Road
安曇野経由だったんで、まあ蕎麦ですな。若者は山賊化してます。しかしよく食うな(笑)。演奏は最終日も炸裂。レコーディング前にもここではやりました。バンドの進化を感じて頂いたことでしょう。
● 5/13(月)塩尻~東京
クエストインターナショナルに寄って、ギターをメンテしてもらって、何度か行ってる岡谷の絶品中華へ。毎度のことながら、今回も大和さんには大変お世話になりました。
これで、昨年リリースしたアルバム「Organ Jazz Project」発売記念ライブ関係は一段落です。
素晴らしいバンドになったし、今後、どういう展開をして行こうかちょっと考えてみようかな、ってところです。
今後とも 布川俊樹 OJP TRIO よろしくお願いいたします。
布川俊樹 OJP TRIO Spring Tour 2024 Vol.2 のお知らせ [日々のぬのさんのライブ]
布川俊樹 OJP TRIO 2024 Spring Tour Vol.2
布川俊樹(g)、西川直人(org)、関根豊明(ds)
●5/9(木)いわき まちポレいわきB1プラス(0246-21-4128)
●5/10(金)新潟 Jazz FLASH(025-224-4518) guest:吉田睦(vo)
●5/11(土)柏崎 Ken's Cafe(0257-35-7088)
●5/12(日)塩尻 Bar On The Road(0263-88-6776)
布川俊樹 OJP TRIO Spring Tour 2024報告(後編) [日々のぬのさんのライブ]
●3/26(火)福山〜松江 Music Bar Birthday
13泊14日の渡世人 長タビも後半突入です。若者2人も松江は初めてらしいので「湖とお城の情緒溢れるいい街だよ」とか言ってバンマスは先輩風を吹かせます。ビータもこれだけ一緒にいると、なかなか人間関係が面白くなってきますね。極め付けは福山の打ち上げでした。関根くんのちょっとした一言から、ヨッパライ昭和爺の関根イジリが始まりました。彼はほぼ息子世代だからなあ。僕にとっては「愛のある」冗談、ちょっとしたからかいだけど、Z世代にとっては「不適切な」パワハラかも(汗)。まあ、でもこのバンドは真ん中世代に直人くんがいるからいいですね。3世代トリオっていうのは人間関係的にもいい感じがしましたね。ずっと移動や打ち上げは一緒だからとにかくよく喋りました。ただ2人とも爺と違って朝の起動が遅い。関根君は普段13時起きらしいから、完全に時差のある世界、ハワイにでも来たような気分だったかもね。しょっちゅう辛そうに車内で寝てました。いい経験になったことでしょう。
さて、松江は初めてのお店。ここもナイスだったな。島根県ライブではいつもお世話になってるKanoちゃんが仕切ってくれました。この日は彼女が高校生プレイヤーも連れてきてくれました。若者来ると演奏もテンション上がりますね。
ここで今回のツアーの基本セットリストを紹介しておきますね。アルバム「Organ Jazz Project」収録曲以外にウェザーリポートの Black Market(これがいつも最高に盛り上がる)、スティービーワンダーの Overjoyedを演奏することが多かったですね。
1st
Great Swing 17
The Phantom Island
Speak Like A Child
Mission Complete
2nd
Akasaka Duck Blues
Real Fake Jazz
Departure
Black Market
Encore
Overjoyed
●3/27(水)松江〜大阪梅田 Always
この日は、藤井泰宏(as,ss)、津田藤宏(elb)という昨年このお店で共演したプレイヤー2人がゲストに入るスペシャルセッション(昨年は逆に僕がゲストで彼らのバンドに参加しました)。この日は昨年ライブでやった Dancing In The Darkness、Mad Hatter Bluesも演奏しました。サックス入りの Black Marketはウェザー感が一挙に上がって楽しかったな。
●3/28(木)大阪〜京都 Bond's Rosary
ライブ前に津田くんがDJを務めるラジオ番組にゲスト出演。新譜から「Mission Complete」かけながら曲解説するというなかなかマニアックな展開、楽しかったです。
そして夜のライブは素晴らしいヴォーカリストの知絵ちゃんこと、杉山知絵がゲストで参加しました。とにかく彼女は素晴らしいエンターテイナー。歌の実力もさることながら、MCも全く淀みなくて見事の一言。楽しいライブとなりました。また是非ご一緒しましょう!
●3/29(金)京都〜岐阜 Island Cafe
海です。
夜のライブは久々のアイランドカフェ。マスターの醸し出す昭和のジャズ老舗感が懐かしい気分になりますね。お客さまはちょっと少なかったけど、大変良くして頂きました(感謝)。
●3/30(土)岐阜〜福井県坂井 カフェ森のめぐみ〜金沢
険しい山を下道で抜けました。
お店到着。鉄ちゃんとしては最高のロケーションで気分上がります。
福井でのライブは岩佐高征くんがいつも仕切ってくれてます。彼は20年前の優秀なローディーでいまや北陸のウクレレVIP。大した奴です。会場は彼のウクレレ生徒の女性で一杯。最も女性率の高いライブとなりました。
ライブ後は焼肉。若者2人は御満悦です。実はこの日ホテルが全く空いていませんでした。翌日に初開催の福井マラソンがあったのです。終わってから金沢に移動しました。ホテルは香林坊繁華街。
●3/31(日)金沢もっきりや
前乗りしたので午前中はゆっくりドジャースの試合観戦。昼飯はメンバー全員でぶらぶらと近江町市場に向かいました。そしてやっぱり鮨!
昼からお酒2合引っ掛けて夜の演奏に備えます(止まらなくなるといけないのでこれでストップ)。気持ち良くなって1人で金沢城公園散歩でした。兼六園は何度も言ってるけど、ここは初めて。いい所だったんだなあ。素晴らしい庭園でした。桜は未だって感じでした。
そして夜は大巨匠、矢堀孝一がゲスト!最高のサウンド環境が楽しめる老舗もっきりやでした。
いやはや、盛り上がった。彼との共演はAkasaka Duck Blues, Great Swing 17, Real Fake Jazz, Black Market(ウェザーリポートのカバー), Darn That Dream (DUO)、そしてアンコールは急遽ステージで決まった
Sunny !
https://youtu.be/H26tOuJqYiU
大盛り上がりの様子は動画でどーぞ!
打ち上げはハシゴして何と久々に明け方5時過ぎまで。実にいまのジャズ界でどう生き抜くか、何をしたいかなど前向きな話が展開されたのでした。
完全にメンバー全員屍状態ってところだったかな(嘆笑)。僕も起きたのは珍しくチェックアウト直前でした。でも最後ガンバって日本の真ん中の山越えドライブ、ミッションコンプリート!
西川直人、関根豊明、2人の素晴らしいメンバーには本当に感謝です。演奏は最高だったし、バンドは日々進化して行きました。40年以上のキャリアの不適切な爺渡世人ジャズギタリストとしては、何らかの姿勢を若者に見せることができていたら嬉しいですね。
最後にツアーを終えて感じたことを書いておきましょう。実は今回のツアーが近づいて来るに連れて、かなりの不安感が訪れました。それは1にも2にも集客への不安です。果たして採算が成り立つかということもありますが、地方まで行ってガラガラの状態で演奏するのはかなり虚しいものです。お店にも申し訳ない。
こりゃーまいった、ダメだと思ったのは、ブログ前編で書いたように、ツアーの2,3日めが韓国でのドジャースの開幕シリーズ2戦にあたってたこと。オータニさーん!命の僕は当然開幕の日程は知ってた。でもいつものMLBの試合みたいに朝だと勘違いしてた。韓国だから当然時差なしでライブ時間にぶつかったわけです。
もう諦めました。リアルタイムでライブを行なうということは、お客さんの色々な選択ある時間を独占することなのです。僕らライブをやってる行為は、実はその裏でやってるオオタニさーんやサッカー日本代表の試合と勝負してるとも言えるわけ。
自分がお客さんの立場で、果たしてオータニさーんの開幕戦を生で観ないでも行くライブはあるのか?って話です。まあ、野球ファンだったら普通は行かない。少なくともこういう意識を僕らライブプレイヤーは常に持っていないといけない。その意味では生半可なコンテンツはダメなわけです。
今回ツアーやって思ったことは、とにかく人がそれなりに集まっているお店は何かポジティブな「よい気」があると感じましたね。お店の雰囲気、店主の感じ、ライブコンテンツ(企画ライブなど含めて)、食事etc.‥.‥。
とにかくいまジャズというニッチな業界で何とかやって行くには「場と人間力」しかないと思ってます。少ないながらもそういう場(コミュニティーと言い換えてもよい)は存在しています。
そんなことをこのツアーを終えて感じましたね。
ちなみに、オンラインサロンではツアー後に「ジャズで生きること(経済的に自立して…)」というというエッセイを4回続きで書いてみました。興味のある方は是非オンラインサロンへどうぞ。
まあ、大変なことは色々あるけど……
やっぱりジャズ渡世人は楽しいな。こんな人生を送れていることにただただ感謝です。
布川俊樹 OJP TRIO Spring Tour 2024報告(前編) [日々のぬのさんのライブ]
遅ればせながら、僕の新バンド布川俊樹 OJP TRIOの初のロングツアーのご報告です。昨年リリースしたライブアルバム「Organ Jazz Project」発売記念ツアー、3月のライブは全13本。
ロングツアー、否、ジャズ渡世人長タビの記録は残しておかないと何か落ち着かない(僕の本業だからね…苦笑)。数年経って読み返すと楽しいんです。もうこのご時世、ブログ読む人なんて相当少ないだろうから完全に個人的備忘録ですね。
ツアーに行く前にまず東京での最初のライブは……
●3/16(土)下丸子カフェラミノア
下丸子の素敵なお店からこのツアーは始まりました。ちゃんとリハもやってるし(バンドでツアーするんだから当たり前ですが…苦笑)、初日から絶好調です。
●3/19 (火)川崎市自宅〜名古屋 Mr.Kenny's
いよいよ13泊14日の渡世人 長タビのスタートです。バンマス自宅に11時集合。今回は初の西川直人号です。
余裕で行ってホテルチェックインしてからお店、って目論見はとんでもないことに。御殿場界隈事故東名大渋滞で何と圏央道茅ヶ崎→西湘バイパス→箱根ターンパイク→三島っていう経路。ドライブ感バッチリです(苦笑)。昼飯も食べずに走り続けてお店到着は17時半。
直ぐセッティングしてサウンドチェック。でもプロの渡世人の我々はバッチリ演奏白熱。あまりに気分的にバタバタして、ライブ写真は撮れず打ち上げ写真だけ。初日ミッションコンプリート(一番のミッションは渋滞を避けた6時間超の移動)を皆で労ったのでした。
●3/20(水)名古屋〜神戸 Gallery Zing
お店は何回かやっている素敵なお店、Gallery Zing。ここにはハモンドオルガンが置いてあります。直人君大喜び。
実は、この日の集客は完全に諦めてました。だって、オータニさーん!ドジャースでの開幕戦にあたってしまったのです(涙)。彼をこよなく愛する僕はもちろんこの日程は知ってたんだけど、何となくいつもの午前中試合のイメージでした。考えてみてソウルだもんな。当たり前の話でした。1週間くらい前に気づいて結構凹んでいたわけです。
ところが、フタを開けてみると…。ほぼほぼ満員に近い入りでした。感謝しかないな。この日は、関根くんのバスドラに穴が開く、というアクシデントも。僕も初経験のアクシデント、長い音楽人生色々なことがあるものです。そういうトラブルも味わって楽しんで行く、それが人間万事塞翁が馬、ジャズ渡世人の醍醐味と言えましょう。打ち上げは、大阪で共演するベーシスト津田君といつもお馴染み、整形外科医で謎のギタリスト明石たごさんと焼肉。若者2人は驚きのドカ食い!
●3/21(木)神戸〜 徳島 Goto's Bar
そして海を渡りました。時間は相当余裕があるので、淡路島下道ドライブ。最高でした。
ここも素晴らしいお店、Goto's Barです。3回めだったかな。なんと、赤坂ジャズギターの聖地の常連仙葉さんが来てビックリ!地方で知り合いに会えるのは嬉しいなあ。実に音響的にもやりやすくて、この日も演奏は炸裂。おまけにこの日もほぼ満員(この日のドジャース開幕2戦めは山本由伸先発だったのに。サッカー代表の試合もあった。実際15人以上のキャンセルがあったと聞きました)。ありがたい限りです。
オルガントリオでいいサウンドを出すのに必須のレズリースピーカー。この近くでギター弾くのは至上の快感です。
夜中に直人くんは母校を訪れました。普段ほとんど食べないラーメンだけど郷にいれば郷に従うのが渡世人。
ラーメンの締めの後は、ちょっとカッチョいい写真で。
●3/22(金)徳島〜 広島 Jazz Club Bird
広島ではもう10年以上お世話になっている心境著しい眼科医ヴォーカリスト田中民江さんをゲストに迎えました。昨年彼女がリリースした2枚めのアルバム「Love Songs」収録のDanny Boyが心に沁みます(彼女のレコーディングがあって僕はOJP TRIOでもこの曲を演奏したのです)。
打ち上げは小洒落た鉄板焼屋さんで。
●3/23(土)広島廿日市アイビー眼科院内コンサート〜田中家ログハウス(広島の山中)
夕方から民江さんが院長をしているアイビー眼科で院内コンサート。もう何回めだろう…。相当やってますが、いつもお客さんはほとんどが患者さん。普段はそんなにジャズを聴かない人たちだと思うんだけど、直人君の「ハモンドオルガン講座」とかあって、とても楽しんで頂けた印象でした。
終了後は楽しい1泊2日のOFF日です。広島のかなり奥深い山中に分け入って行くと…
田中家の新しい別荘、ログハウス!
盛り上がる若者たち
宴の始まりです。僕はゆっくりサウナも堪能。
●3/24(日)田中家ログハウス(広島の山中)〜福山佐藤宅へ
いわゆるOFF日満喫です。何と言っても……
人生2度めのフェラーリでございます。今回はハイブリッド。もちろん今回もトッシー先生指導の元…、
ワタクシも運転席へ。
かなり緊張でしたが、これに乗らなければ男の子じゃありません
(不適切発言か?…笑)。
そして関根くんもトライ!
今回はOFF日もあって、毎度のことながら、トッシー先生、民江さんには大感謝です。どうもありがとうございました。
さて、あまりに楽しいセレブーーな感じのログハウス滞在を終えて、一路福山、ソウルブラザー佐藤茶さん宅へ。これまた楽しく鍋を囲んでふつーに盛り上がりました。
●3/25(月)福山 DUO
昼はゆっくり佐藤さんとスーパー銭湯。昼飯は昨秋のプチツアーのときに発見したナイスなベトナムレストランへ。
そして夜はお馴染みDUOでビータの前半最終日7日め6本めのライブでした。お客さんは知った顔ばかりで異常な盛り上がり。かなりの歓声飛び交うロックライブ的なノリとなりました。バンドはいいねえ。残念ながら全く写真はなし(フェラーリ体験を終えて写真撮る気にならなかったのかも…爆)。
さて、翌日からメチャ濃い渡世人タビも後半に突入します。
To Be Continued…。
布川俊樹 OJP TRIO Spring Tour 2024のお知らせ [日々のぬのさんのライブ]
布川俊樹 OJP TRIO 2024 Spring Tour
布川俊樹(g)、西川直人(org)、関根豊明(ds)
●3/16(土)17時 下丸子カフェラミノア(03-3750-4449)
●3/19(火)名古屋 Mr.Kenny’s(052-881-1555)
●3/20(水)神戸 Gallery Zing(078−413−4888)
●3/21(木)徳島 Goto’s Bar (088−624-4888)
●3/22(金)広島 Jazz Club Bird (082-241-6906) guest:田中民江(vo)
●3/23(土)15時 広島県廿日市アイビー眼科院内コンサート 「田中民江(vo)ライブ」
●3/25(月)福山 Jazz Spot DUO (084-923-5727)
●3/26(火)松江 Music Bar Birthday(問い合わせ 内田 090-4805-2897 )
●3/27(水)大阪梅田 Always (06-6809-6696) guest:藤井泰宏(ts)、津田藤宏(b)
●3/28(木)京都 Bond’s Rosary (075-285-2859) guest: 杉山千絵(vo)
●3/29(金)岐阜 Island Cafe (058-213-7505)
●3/30(土)15時半 福井県坂井 カフェ森のめぐみ (問い合わせ 福井ウクレレクラスタ楽音 080-1950-8110)
●3/31(日)金沢 もっきりや (076-231-0096) guest: 矢堀孝一(g)
爺になって蘇る鉄っちゃん楽しい! [個人的案件]
小学生の頃、相当の鉄っちゃんだった。あまりに好きなもんで、小学校1年の頃に親が鉄道模型HOゲージの入門セットを買ってくれた。車輪が2つしかない電気機関車(EF58じゃなくてEB58というまあバッタもの機関車だ)と短い車両2両くらい、線路はただの円形だ。しかしそれは布川少年の野心に火を付けるには充分過ぎるものだった。以来、僕は全てのお年玉やお小遣いをHOに費やすようになったのだ(それはおもちゃというには、あまりに高価なものだったから)。線路は増えて長くなって行き、切り替えもできて高学年の頃には複線化も成し遂げた。
1970年小6の頃、あまりに衝撃的にカッコいい新車両が国鉄に登場した。月光型581系寝台特急だ。結構な人数の友人で繰り出して撮り鉄した上野駅での初めての出会いは忘れられない(僕が観たのは正確には交流対応の583系だけどね。ルックスはほぼ同じ)。ギタリストに喩えてみれば、中3でジェフベック、大4でジョンスコフィールドを初めて観た瞬間と同じくらいの興奮と恍惚の体験ってところだろうか。本物を拝んでから程なくして新発売4両編成の月光型HO模型も買うことができた。4両で何と16,000円くらいだったから、現在でも相当立派な額だと言えよう(親戚もたくさんいたから当時はお年玉はたくさんもらえたんだろう)。
一方、鉄道写真に関しては、たまに撮っていたくらいで全く「撮り鉄」ではなかった。何処かに行ったときについでに撮るくらいの感じ。僕が何より好きだったのは時刻表だった。小6の頃の愛読書は、時刻表、月刊誌鉄道ファン、鉄道百科事典。そういった本を見て全ての国鉄特急列車の車両の種類を調べ、停車駅を書き出したりするわけだ。列車の出発駅から終着駅までの平均速度を出すのも好きだった(完全なオタクそのもの…苦笑)。ちなみに、新幹線を除いて一番速かったのは東北本線「はつかり号」で583系! 笑っちゃうのは、東海道本線の各駅を東京から神戸まで全部覚えたこと。全くオタッキーでどーでもいいことガンバっていたわけ。まあ、そういう小学校鉄ちゃん経験がジャズ渡世人人生には少しだけ役立ってはいるんだけどね(地方に行ったときかなり地名を知ってる方だから…笑)。
SL原体験で覚えてるのは、小6夏休みに家族で車で行った中部地方の旅行(我が家はEXPO 70には全く興味がなかった)。飛騨高山、輪島、福井県小浜と3箇所で泊まった。高速が完備されてない時代にあんなところまで行ったのもいま考えてみるとすごい。
その後中学生になってからは、鉄道ファンの友人2人と小海線にSL写真撮りに行ったくらい。HOゲージは、小6で始めた開業医息子の同級生がいきなりEF66とコンテナ貨物列車とかを買ったもんで、HO先輩としては完全に萎えてやる気が失せてしまった。だって、機関車って1両で1万以上するんだよ!初心者がそんなの普通買わない(涙)。夢叶えて感動だった月光型4両は、中学入って友人(やっぱり開業医息子…苦笑。いまでもたまに会う)に売ってハードロックのLPに形を変えた。果たしてわらしべ長者だったのか??まあ、いまの職には繋がっている気もするが(笑)。
それから約50年、鉄道とは縁遠い人生になった。しかし、急に先日2/16、鉄っちゃん魂が解凍されたのだった。松本陽一くんという東工大6類から建築学科に進んだ同級生が、SL撮り鉄ツアーをアレンジしてくれたのだ。彼は超有名企業を退職して現在は悠々自適のなかなかの趣味人である。ヨット、テニス、スキー、SL、歌舞伎鑑賞etc. 音楽はキーボード奏者で福田重男氏のレッスンも受けている。今回は、その彼の中学高校の同級生で撮り鉄盟友、小山在住の皆川薫さんが全てをコーディネイトしてくれた。
宇都宮には関東屈指のSL、真岡鐵道が走っている。鉄道からずっと離れてはいたが、僕もそれくらいは知っていた。小山駅で皆川さんと初対面のご挨拶をして、車で真岡鐵道の始発駅、下館駅に向かう。しかし2人の親友の会話は面白すぎ。2人は中学高校と日本中のSLを撮ってまわったらしい。撮るメカの話(カメラその他)、撮影技術の話、機関車のディテール、沿線の地形に至るまで、智に溢れている会話が湯水のように展開される。なんかブラタモリに付き合うアナウンサーの気分だ。お見それしました。皆川さんは真岡鐵道SL保存の会のメンバーでもあり、まるでマツコの番組にも出てきそうな「プロフェッショナル鉄っちゃん」だった。始発駅の後は、常に車で先回りしてカメラ映えするポイントを何ヶ所も回って頂いた。そんなアテンドあって、失敗を繰り返しながらようやく撮れたド素人写真が以下でございます。最高に楽しかった。また行きたいな。
今年の目標は「よく遊べ、よく学べ、あんまり働かない(笑)」。結構実践してるかも…。
日本経済新聞に「ジャズ渡世人」の文字が(友人内田裕之くんの記事)! [ニュース]
愛読紙日本経済新聞に「ジャズ渡世人」の文字が載った。
大学ジャズ研時代に一緒に演奏していた友人内田裕之くんが日経の文化欄交遊抄で書いてくれた記事。何て素敵な素晴らしい文章だろう。母親が生きてたら間違いなく感動して泣いてたな。ジャムセッションのことと渡世人のことを主に書いてくれたことが僕としては心より感謝だ。内田くん、どうもありがとう。持つべきものは友達だ(涙)。
文面にもあるが、彼は東工大じゃなくて東大(僕は東大のジャズ研にも学外部員として参加していた)。素晴らしいクラリネット&テナーサックスプレイヤーだった。一緒に大学時代やったコンサートは六本木ピットイン。僕は「ジョーパスそっくりさんコンテスト」優勝直後だったんで、完全コピーの「Night And Day」を無伴奏ソロで弾いた(人のバンドだったのに…苦笑)。兎にも角にも、あれを人前で弾いたのはあのときだけ。いまは全く忘れて弾けないけどね(弾ければ芸になるのになあ…)。
卒業後はあまり会わなくなった。うん十年に1回やる東大ジャズ研のOB会で会ったりするようになったのもここ15年くらいじゃないだろうか。彼は新日鉄(現日本製鉄)に勤めて、ブラジルに行ってたり、スタンフォードに留学してたり、まあ僕とは全く違う人生を送っていたわけだが、スタンフォードではスタンゲッツに教わったとか、マイケルブレッカーに会って謎な質問したとか面白い奴なのだ(いつも酔っ払ったときにそういう話をしてるからあんまり覚えてないけど)。この数年、やけにライブに来てくれるようになって会うことも多くなった。歳取ってOB会も盛んになって来たしね。驚くことに、あんな賢くて凄いビジネスマンになってるのに(現在は合同製鐵社長!)、サックスの腕前は相変わらずバッチリ!まいります。
こちらこそ楽しくセッションしましょうね!今後ともよろしくお願いいたします。ちなみに、大学時代のコンサートの後の集合写真で、内田くんと僕は後列に並んで立ってます。