論文コピペ議論喧しいが… [たわしもない、いや、たわいもない話]
おはようございまーす。
論文のコピペ議論が喧しいが、もちろん僕は何も言えた立場ではないことは言うまでもない。
大学時代に多量のコピペをやったからだ(苦笑)。まあ、当時のレポートに当然コピペという言い方はなかったが…。ジャズとマージャンばっかりやってた小生は学部では当然劣等生。授業にもあまり出ないから、最上層10%にいる方々(ブレインと呼ばれていた…笑)に直接レポートを見せてもらうことはできない。マージャンで繋がってる中間層にレポートを見せてもらうのだ。で、写す。コピペというより写経だな。コピペのコピペでメタコピペ(笑)?当時僕は、ブレインと繋がれる層を旗本、直接お目通りできない僕のような最下層10%を御家人と呼んでいた。
もちろん、採点する側にとって、写経かどうかわかることは明らかだ。ほとんど同じようなレポートがいくつもいくつも提出されるのだから(僕は微妙に文面だけ変えたけど)。でも単位はもらえた。これが、35年前の国立理系大学のある実態(他の学科でどうだかは知らないが大同小異だろう)だ。いまでも学科の連中に会うと、「お前、よく卒業できたよな」と言われる(笑)。まさに、その友人たちのおかげ(感謝)。
ただ…、
博士で研究室に残るような方々は我々理系希望の星。そういうところの一番の晴れ舞台までこういうコピペがあるのか、とかいうことはちょっとビックリで寂しいのが正直なところ。いまのコピペは昔の写経に比べて圧倒的に楽勝だしなあ…。僕も大学授業でレポートを出させる授業をやっている。「コピペはしてもわかるからやるな」と学生には言うが、やはりコピペは非常に多い。当然点数は低くなる(つまり単位はあげている)。
ちなみに、僕は大学専門に入ってからはホントに勉強しなかったから大した理系ではまったくないが、卒業研究だけはかなりオリジナルだった。「公共空間における環境音楽の制作と実験」。大層なタイトルだ(笑)。当時、ブライアンイーノとかで流行っていたサウンドに触発されて、Fairchildで有名になった戸田誠司くん(当時は駆け出しアレンジャーで、何と一緒にミッキーカーチスさんの仕事をやっていた)に手伝ってもらって音楽を制作した。社会工学科という学科だったから、研究室が関係していた横浜大通り公園の映像とか撮って、映画音楽とかみたいに色々な音楽をその映像に合わせて、学生数十人に見せ、アンケート統計を取る。これが実にうまく行っちゃった。僕の作った環境音楽が色々な効果を出したのだ。絶対たまたまラッキーだったことは間違いない(笑)!
そんなわけで、卒業研究だけはかなり成績がよかったことは記憶している。
あと、僕の著書、「金字塔」シリーズや「登竜門」、「ジャズの壁を超える100のアイディア」にコピペはまったくないですよ!
あ、ジャズの壁〜は自分のコピペはやったか…。
ものすごく批判している方々は、レポートでたぶん写経もコピペもしたことないんだろうなあ…。偉いなあ。
僕の感覚では、批判する気にはならないけど、寂しい話です。
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