還暦になりました Part 2「VALIS REUNION LIVE」 [日々のぬのさんのライブ]
8/1(水)Motion Blue YOKOHAMAでVALIS REUNION LIVEが行なわれました。もう昨年末からスケジューリングした還暦記念、僕にとっての一大イベントでした。
VALISは今世紀始めの2001年9月に「Hieroglyph」ライブレコーディング、翌年解散決定。そして03年に「The Last Gift」をリリースして解散ツアーを行ないました。そのときに、メンバーで半ば冗談混じりに「還暦になったらまたやりましょうかね」とか言ってたんです。その後 2012年3月にリユニオンライブ2本を渋谷 Last Waltzで行いました。それ以来6年ぶり、解散からは15年ぶりのライブでした。まあ有言実行ライブ(笑)。
リハーサルは7/17, 7/31と2回行ないました。もう最初のリハからいきなり皆バッチリ。6時間リハだけど2時間くらい休んでたかもしれない(笑)。やっぱり20~30代ずっとコンスタントにリハやライブ、レコーディングをやっていたメンバーっていうのは同窓会的にツーカーで通じるものがあります。初日リハ後はメンバーで飲み会になりました(仕事があった小池くんは残念でしたが)。いやあ、歳食って弱くなってるのもあったけど、もう会計のあたりは納ちゃん以外誰も覚えてなかったっていう(爆)。僕は相当千鳥足で帰ったようです。楽しかったんだな。31日のリハは1日前なのでほとんどゲネプロ。1回全曲通すだけでした。
そしてライブ当日。酷暑の晴天に横浜の観光地、赤レンガに向かいます。暑いけど、雨じゃなくてよかった(VALISは節目のライブがよく雨に祟られます)。冷房の効いた店に入ると外の眺めは絶品です。この日も軽く全曲リハーサル(というよりサウンドチェックでいかにやりやすい環境を作るかが勝負です)。
ライブは19時半スタート。ありがたいことに満員御礼!でした。もうとにかく動員が心配で心配で…(弱気なもんで…苦笑)。
当日のセットリストは以下です。臨場感溢れるライブ写真は、全てフォトグラファー 木島千佳さんが撮影したものです。
●1st
1. America
2. Ring World
3. Beat Panic
4. Spring Deer
5. Rainbow Valley
6. Hieroglyph
●2nd
1. Ali's Dance
2. Banana Land
3. Green Mist
4. Chinese Mafia
5. Jungle Love
●Encore
1. Silent Wall
ライブが決まってからは、どういうライブにするか考えてるのが楽しかったですね。まずとにかく選曲。ここは往年のファンの予想を裏切りたい、ってことでパッと思いついたのが「Ring World」。 この曲はですね、初っつぁんと一緒に行ったロサンゼルス録音「Departure」に入ってる曲なんです。でもこの曲も六本木ピットインのVALISライブではやってたんですね。それをデモ音源にしてピーター達に送ったんです。だからまあオッケーってことで(笑)。たぶんVALISをよく知ってる人は「The Last Gift」の1曲めから「Beat Panic」って思ったかもですね。解散ツアーのときはそういう選曲でしたから。いきなり万作&カルロスコンビ、強力です。2曲終わってMCで還暦とVALISの御挨拶。もうファンの皆様の温かいこと温かいこと。リーダーライブを初めてやる場所が完全にホームな感じになりました。そしてVALISライブ盤の曲を3曲続けて。ここまではギターはアーガスセミアコ。僕にとっては自分のギターの歴史そのものですから。1st最後の「Hieroglyph」は昨年から使ってるストラトタイプのMD G7。この曲は我ながらライブで演奏してて最も楽しい曲かも。めくるめくる展開の最後の小池くんの圧倒的なソロ…もう聴いてるだけ、リズムギターやってるだけでグッと来ます。作曲者冥利に尽きるなあ。
ライブは19時半スタート。ありがたいことに満員御礼!でした。もうとにかく動員が心配で心配で…(弱気なもんで…苦笑)。
当日のセットリストは以下です。臨場感溢れるライブ写真は、全てフォトグラファー 木島千佳さんが撮影したものです。
●1st
1. America
2. Ring World
3. Beat Panic
4. Spring Deer
5. Rainbow Valley
6. Hieroglyph
●2nd
1. Ali's Dance
2. Banana Land
3. Green Mist
4. Chinese Mafia
5. Jungle Love
●Encore
1. Silent Wall
ライブが決まってからは、どういうライブにするか考えてるのが楽しかったですね。まずとにかく選曲。ここは往年のファンの予想を裏切りたい、ってことでパッと思いついたのが「Ring World」。 この曲はですね、初っつぁんと一緒に行ったロサンゼルス録音「Departure」に入ってる曲なんです。でもこの曲も六本木ピットインのVALISライブではやってたんですね。それをデモ音源にしてピーター達に送ったんです。だからまあオッケーってことで(笑)。たぶんVALISをよく知ってる人は「The Last Gift」の1曲めから「Beat Panic」って思ったかもですね。解散ツアーのときはそういう選曲でしたから。いきなり万作&カルロスコンビ、強力です。2曲終わってMCで還暦とVALISの御挨拶。もうファンの皆様の温かいこと温かいこと。リーダーライブを初めてやる場所が完全にホームな感じになりました。そしてVALISライブ盤の曲を3曲続けて。ここまではギターはアーガスセミアコ。僕にとっては自分のギターの歴史そのものですから。1st最後の「Hieroglyph」は昨年から使ってるストラトタイプのMD G7。この曲は我ながらライブで演奏してて最も楽しい曲かも。めくるめくる展開の最後の小池くんの圧倒的なソロ…もう聴いてるだけ、リズムギターやってるだけでグッと来ます。作曲者冥利に尽きるなあ。
2ndはVALIS必須の難曲「Ali's Dance」から。こういうのを還暦になってやるのはなかなか大変(苦笑)。とにかく、エフェクターの切り替えが大変(アタマが働きません)、フレーズの持久力が保たない(完全に若い曲…苦笑)。初っつぁんはシンセ弾くの6年ぶり(前回VALIS以来)って言ってたけど、完璧だったな。VALIS流Rock曲ですね。この日もマイルスみたいな混沌とした感じで面白かった。曲終わったら、VALIS 恒例の万作さん、カルロスを交えたMC。このリズムセクションコンビ、6年ぶりとは思えない素晴らしいコンビネーション!
「Banana Land」は相当久しぶりな曲(って全曲久しぶりだけど…苦笑)。今世紀になってやってないと思います。CDではギターソロだけどここは納ちゃんフィーチャー。
あ、そうだ、これは書いておかなきゃ。今回のVALISライブの陰の大貢献者は納浩一です。彼が僕の古文書のような汚い手書き譜面(ほとんど殴り書きのようなものもある)を PCで全部清書してくれたの。それも僕が頼んだわけではなく、彼が自発的に「よかったらやりましょうか」って申し出てくれた。新ヴァージョンの譜面は全ての曲がA4 3枚までに見事に収まってて、演奏しやすいことこの上ない。ただただ尊敬、足を向けて眠れません。こんなにちゃんとしていて、労を惜しまない人だからスタンダードバイブルのような偉業を達成できるんだなと思った次第。納ちゃん、どうもありがとう!「Banana Land」は途中ウェザーの「Birdland」などの引用もあって盛り上がったな。
そして、VALIS結成当時のオリジナル「Green Mist」。最初のデモテープに収録した曲で、初っつぁんのリリカルな側面を大フィーチャーした曲です。この日も素敵でした。あと、僕がイントロで「Children In The Lost Paradaise」弾いたの誰か気がついたかなあ…? ちなみにVALISというバンドは、僕と初っつぁんが出会って意気投合したことから始まりました。最初は84年クーラーもない酷暑の東工大ジャズ研部室。お互い20代、貧乏でしょっちゅう安酒飲みながら未来のバンドの成功に向けて語り合ってたわけ(笑)。間違いなく盟友ですね。そして翌85年にVALIS結成。カルロスは2回めのライブから参加。CD出すまではメンバーチェンジを色々繰り返しました。万作さんが入って納ちゃんと藤陸くんに落ち着いたあたりで91年のファーストアルバムの話になったんですけどね。それで、2,3枚めを出したビデオアーツの契約が終わったところで、サウンドを変えたくなってアルトの藤陸くんから小池くんにメンバーチェンジしたわけです。彼とスタジオレコーディングができなかったのは残念なところなんですが…。
最後の大団円2曲は「Chinese Mafia」とたぶんずーっと「El Dorado」でやって来たんだけど、今回は1stアルバム収録の「Jungle Love」。相当久々にやる曲。15年ぶりにギターシンセを弾きました。この1曲のためだけに新品SY-300買ったんです。還暦記念だしパーッと行かなきゃね!カルロスかっちょよかった!あと、「Chinese Mafia」では初お目見えのTone Of Gold Toshiki Nunokawa Wah Pedalを使いました。かかるポイントも帯域もゴキゲン。MD G1の野太い音でめちゃRockな感じになったぞ!
アンコール曲前は、還暦とVALISについてちょっと語ってしまいました。これはまた別の機会に書こうかな。ラストはアイルトンセナに捧げた「Silent Wall」(沈黙の壁)で締めました。
All the Live Photos by Chika Kimura
最高の一夜となりました。御来場の皆さま、そして最高のメンバーに改めてこの場を借りて御礼申し上げます。
どうもありがとうございました。
また是非やりたいな。
Hieroglyph/布川俊樹VALIS Live! Vol.1
- アーティスト: 布川俊樹VALIS,布川俊樹,古川初穂,小池修,納浩一,木村万作,カルロス菅野
- 出版社/メーカー: 日本クラウン
- 発売日: 2002/01/23
- メディア: CD
- アーティスト: 布川俊樹,COLE PORTER,マーク・ジョンソン,古川初穂,ボブ・バーグ,ピーター・アースキン
- 出版社/メーカー: BMGビクター
- 発売日: 1999/03/25
- メディア: CD
コメント 0