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モダンジャズギターの巨匠2人に捧げたライブ配信アーカイブ [日々のぬのさんのライブ]

 


 


2/9()に行った無観客ライブの配信アーカイブができました。


ミニマム 1,000円のTipでご覧頂けます。クレジットカード、デビッドカードで決済できます。


 


布川俊樹 Neuduo Plays


Modern Jazz Standards


モダンジャズギターの巨匠2人に捧げて

(¥1,000Tips)


 


https://toshikinunokawa.com/asp-products/20210223/


 


神奈川県文化芸術活動再開加速化事業補助金を受けてスタジオ配信無観客ライブを撮影した映像です。


 


せっかく予算を頂いてのライブだったので、何か普通のライブとは違うものにしようかなということで思いついたのが


 


モダンジャズギターの巨匠2人に捧げる企画ライブでした。


 


その2人とは、ウェス・モンゴメリーとジム・ホール。僕が高校時代にジャズを始めて最も僕が影響を受けたギタリストがこの2人だったのです。


 


ここまでギタリストゆかりのモダンジャズ楽曲ばかり集めたライブをやることは初めて。無観客配信ですが大変レアなライブとなりました。MCでは2人のギタリストへの想いを語っています。


 


是非お楽しみくださいね。


 


 


1st (ウェス・モンゴメリーゆかりの曲)


1. Unit 7


2. Full House


3. Road Song


 


 


2nd(ジム・ホールゆかりの曲)


4. You'd Be So Nice To Home To


5. My Funny Valentine


6. Waltz New


7. St. Thomas


 


 


 (Total Time 1:02:44)




 


ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー

ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/06/29
  • メディア: CD

フル・ハウス+3

フル・ハウス+3

  • アーティスト: ウェス・モンゴメリー
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: CD

ロード・ソング(SHM-CD)

ロード・ソング(SHM-CD)

  • アーティスト: ウェス・モンゴメリー
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2018/03/14
  • メディア: CD




アランフェス協奏曲

アランフェス協奏曲

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2013/12/11
  • メディア: CD

アンダーカレント(SHM-CD)

アンダーカレント(SHM-CD)

  • アーティスト: ビル・エヴァンス
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2016/10/26
  • メディア: CD

デュオ~アローン・トゥゲザー

デュオ~アローン・トゥゲザー

  • アーティスト: ジム・ホール―ロン・カーター
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント株式会社
  • 発売日: 1986/05/21
  • メディア: CD



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懐かしき22年前のマッドハッタースタジオ写真発掘 [仕事色々]


前回、チックコリアさんのことを僕なりに文章にしてみました。


昨日、たまたまバルコニーに置いてあったコンテナボックスの中身を確認していて(いま大断捨離をしているところなのです)、あまりに懐かしい写真をたくさん発掘しました。主に90年代の紙の写真ですね。

一番嬉しかったのは、1998年9月の「Departure」LAレコーディング写真が色々出てきたこと。偶然ですが、チックさんが所有していたマッドハッタースタジオでのレコーディング写真です。壁にはたくさんの彼のゴールドディスクが飾ってありました。

あんまり昔を懐かしんでばかりなのも爺くさくて困ったもんですが(汗)、ボブバーグさんの写真(ないと思ってた)やピーター宅での打ち上げ写真とかがメチャ嬉しかったもので、昔の写真ですがここに記念として残しておきます。あの頃はブログとかなかったから写真アップしてもなかったし(HPはあったはずなのに?)。

ご覧になってくださいね。



マッドハッタースタジオレコーディングの模様
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写真右はチックのエンジニアを長年務めたバーニーカーシュさん
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ボブさんと。いままでに共演した中であんなに上手いと思った人はいません。NYから早朝飛んできて、1日だけ4曲吹き倒して
去って行きました(笑)。ゴキゲンな人だったな。ロングアイランドでマグロ釣る話とかしてくれました。

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マークさんとはSFの話とかしました。彼の当時のアルバムは「The Sound Of Summer Running」(ブラッドベリの小説から取ったタイトル)。僕はVALISやってたしね。毒人参ヘムロックって曲のタイトルがヤケに受けてました(笑)。

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このレコーディングで何と言ってもお世話になったピーターさん。いやー、いい人!

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盟友初っつぁんと。

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レコーディング終了してピーター宅で打ち上げでした。最高の想い出です。

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離れのピーターのスタジオ。確かウェザーの未発表録音とか聴かせてもらった気がする。

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おまけ写真。レコーディング終わって遊んでます。楽しかった!

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ディパーチャー

ディパーチャー

  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1999/03/25
  • メディア: CD

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合掌 チックコリアさん [音楽雑感]

 


チックコリアさんがお亡くなりになりました。


 


こんな歳になると、自分に直接的な影響を与えてくれた偉大な先輩ミュージシャンの訃報に接することが年々増えています。


 


僕が影響を受けたような音楽アイドルの年齢を考えたら、これからより頻繁に起こっていくことになるのは間違いありません。寂しいけれど、それが歳を取るってこと、是非もないことです(「麒麟が来る」の最終回見てから気に入って使ってます…苦笑)。避けたければ、自分が死ぬしかない。


 


チックは僕世代のミュージシャン、ジャズファンにとって、とんでもなく巨大、偉大、唯一無二なミュージシャンです。ただ僕は彼の大ファンとは正直言えません。彼を研究したりしたことは全くありません。だからこんな文章を書くのはちょっと僭越な気分です。でもそんな僕でさえも彼のアルバムはかなり持っているし、相当聴いてきました。だから気持ちとして、チックさんの音楽と僕の関わり(実際に会ったことはありませんが)、僕の音楽人生に与えてくれた影響を書いておきたいと思ったのです。


 


 


1973年からジャズを聴き始めたので、御多分に洩れずチックさんはよく聴きました。最初は大ヒット、カモメの「Return To Forever」。ラフィエスタ、こんなにいい曲があるんだ、って子供心に思ったなあ。実はRTF2枚めの「Light As A Feather」はもっと好きかも。まあ両方ともとにかく佳曲揃い。そうしたらRTFは3枚め「第七銀河の賛歌」(ロックバンドみたいでかっちょいい邦題だ)にして大変貌、邦題だけじゃなく全然ロックでした。マハビシュヌの影響があったんだろうって僕は思ってます。このアルバム、確かスイングジャーナルで酷評だった記憶があるんだけど、僕は大好きだった。ディメオラ入ってからの時代より好き。


 


アルバムリリース直後、高校入学のお祝いでSONYカセットデンスケを買ってもらいました。それをなんとアホガキは中野サンプラザのチックコリア第2期 RTFのコンサートに持ち込んだのです。BB&A、マハビシュヌオーケストラに続く生まれて3回めのコンサート体験。トレンチコートにでっかいレコーダーを忍ばせて(横幅30cm以上はあったと思う)。いやはや緩い「いい時代」でした(爺のプチ武勇伝ってところですね)。YouTubeにその時期のRTFの映像がありました。僕にとっては最高ですね。ビルコナーズってこんなに素晴らしいギタリストだったのか。なんでその後アイコン的なギタリストにならなかったんだろうな…。レニーホワイトも強烈なグルーヴ。


 


https://www.youtube.com/watch?v=ppUpj90YAFU


 


ちょっとこの時期(僕がジャズを聴き始めてから高校くらいまで)のことをウィキペディアで調べてみると、アルバムのリリースのペースに相当ビックリです。RTFが以下。


 


Return To Forever (72)


Light As A Feather (72)


Hymn Of The Seventh Galaxy(73)


Where Have I known You Before(74)


No Mystery (75)


Romantic Worrior(76)


 


ソロリーダーアルバムは


Crystal Silence(72)


妖精(76)


My Spanish Heart(76)


 


 


ほとんどオリジナル曲ばかりであの最上のクウォリティー、ものすごいクリエイティビティー、巨大な音楽力に唖然とします。


 


あと、マイルス時代のチックも好きだった。「Black Beauty」「Miles at Filmore Live」や「Bitches Brew」での歪んだエレピでの強烈なソロ、ああいう感覚はロックから入ったジャズ小僧にはめちゃ刺激的で痺れました。


 


 


アコースティックものでの僕に取ってのベストは「Now He Sings, Now He Sobs」とゲイリーバートンとのデュオコンサートライブ盤かな。ジャケットも音も堪らなかった。美の極致! このデュオの映像も探したら結構ありました。


 


以下は2011年のライブです。


 


https://www.youtube.com/watch?v=khwF8v6voIE


 


アンコール「Armando’s Rumba」でチックとゲイリーでヴィブラフォンの連弾してます。そりゃーそうだ、ピアニストであんなにドラムも上手きゃあヴァイブもできるよなあ。いやはや才人です。


 


ただ、大学ジャズ研に入ってからは、僕はチックはあまり聴かなくなりました。ピアニストでは断然ハービーハンコックにハマった。ハービーとチックのデュオとかでは、ハービー応援する感じでしたね(笑)。アルバム「マッドハッター」でもやけにハービーのソロが印象に残っています。


 


大学4年のとき、豊島園ジャズフェスティバルっていう学生ジャズコンテストに出ました。そのときは僕の恩人ドラマー、故滝澤謙治ドクターを擁するバンドで「Samba Song」を演奏、優勝することができました。かなりの難曲、相当練習しましたねえ。人生で最も演奏したであろうチックの曲「Spain」もその頃初めて学祭でやりましたね。


 


プロになってからは、チックの音楽は自分とは目指すところが違う感じだったんですが、まあ色々曲はやったな。あまりに名曲が多いから必然的にコンテンポラリーなジャズセッションなどではやることになるのです。


 


1998年、初のソロアルバム「Departure」のレコーディングをLAで行いました。そのときのスタジオはなんと Mad Hatter Studio。チックがかつて持っていたスタジオです。結構気分が上がって「Mad Hatter Blues」っていうトリッキーなブルース曲を書きました。僕のチックに対するイメージってところ。そのレコーディングのサックス奏者は最高にカッコよかったボブバーグ。一時期チックのバンドもやっていた、僕がいままで共演したフロントプレイヤーで一番凄い、上手いと思ったミュージシャンです。彼が録音終わって言いました。「曲も難しくなくて楽しかったよ」。僕は苦笑しつつ聞きました。「ボブさんくらい凄いプレイヤーはどんな曲が難しいの?」「チックの曲は難しいな」「なるほど、そりゃそうですね」。そんな会話になりました。


 


レコーディングエンジニアはずっとチックのレコーディングをやっていたバーニーカーシュさんでした。彼とはミックスなど相当長い時間一緒にいたので色々なことを喋りました。チックのことも色々語ってくれました。彼が経験したレコーディングで一番の経験は、上記のチックとゲイリーのチューリッヒのライブレコーディングだそうです。もう何かが降りて来たような崇高な体験をした、みたいなことを言ってましたね。


 


このコロナ時代になって、チックはいわゆるオンラインスクール(サロン?)みたいなものを始めて、世界中に自宅からの演奏映像を公開していたようです。僕は少しだけしか見たことはありませんが、最後に自分の音楽とそれに向かう精神性を伝えたかったのかもしれない、と亡くなったときに思いましたね。ホロっとしました。色々なライブでの仕草を見てても、人間性がなんとも素晴らしいんだろうな、面白い方なんだろうな、という気がします。どう考えても偉人ですね。


 


長きに渡る膨大な素晴らしい演奏、作品の数々、感謝の念に堪えません。どうもありがとうございました。謹んで御冥福をお祈りいたします。


 


ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/10/26
  • メディア: CD

ライト・アズ・ア・フェザー (完全盤)

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  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1999/01/13
  • メディア: C




第7銀河の讃歌

第7銀河の讃歌

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/10/12
  • メディア: CD
チック・コリア&ゲイリー・バートン・イン・コンサート

チック・コリア&ゲイリー・バートン・イン・コンサート

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/10/26
  • メディア: CD



ブラック・ビューティー

ブラック・ビューティー

  • アーティスト: マイルス・デイビス
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2014/09/24
  • メディア: CD


 


 


 


 


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布川俊樹 JAZZ GUITAR オンラインサロン 9ヶ月経過! [仕事色々]



2月になりました。いま自宅や大学レッスン室の大断捨離をしています。自宅は春からマンション大規模修繕、大学はレッスン室の引っ越しがあるからです。で、2,3月は幸か不幸かどヒマのプータロー(嘆笑)。大チャンスですね。

 

ところで、昨年5月にスタートした  布川俊樹 JAZZ GUITAR オンラインサロン、かなり盛り上がってます。

 

正直言って、この1年、自宅やクロサワ楽器店などの生徒数は約2/3に減少しました(涙)。対面レッスンをしたくない人の気持ちはわかるし、オンラインレッスンだとイマイチやる気にならないのもよくわかるんですが、なかなか痛い。

 

だから、このサロンを初めておいてホントによかった。現在僕と管理人も含めて53人。立派なジャズ研みたいな感じになって来ました。今年になって嬉しい動きは、僕が仕切るわけではない「シンクルームオンラインセッション分科会」ができたり、会員さんの投稿に他の会員さんが積極的にコメントを入れていることです。完全に「布川ジャズ研コミュニティー」になって来たわけです。

 

ちょっとサロンの説明をしますね。

 

たくさんの投稿は、12のユニットに振り分けられています。ほとんどの投稿は、オンラインサロンならではの限定投稿です。先月25年の歴史を終えた旧ホームページ、布川俊樹 JAZZ JUNGLEの名物コーナーだった Q&Aコーナーのコンセプトと精神はサロンでまさに息を吹き返しています。僕の投稿数は約250。毎日1回は投稿してるってことですね(驚)。

 

(1) 入門者、初級者向け教則

(2) 中級者、上級者向け教則

(3) 限定譜面 or アレンジ解説

(4) マイナスワン映像

(5) エッセイ

(6) メンバー演奏動画&布川せんせーチェック

(7) Q&A

(8) ギター、機材について

(9) 布川俊樹のおすすめアルバム、楽曲、YouTube映像紹介

(10) ワークショップアーカイブ

(11) 日々の布川せんせーからのお知らせなど

(12) オンラインサロン会員さまの投稿

 

2/13土曜には定期的に行っているオンラインワークショップがあります。第4回めになります。

 

会員さんになって頂ければもちろん無料で参加できます。

 

このコロナが落ち着いたら是非やりたいのは、ヴァーチュオーゾ赤坂でも借りて「リアル飲み会ワークショップ&セッション」だな。

 

ファンクラブ的な意味合いもあるオンラインサロン、人生で初のコミュニティーなんで楽しいです。

 

いろいろ考えて今年もやって行きますね!

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 


布川俊樹 JAZZ Guitar オンラインサロン 
https://toshikinunokawa.jimdofree.com/online-salon/

 

 

ジャズ・ブルース・ギターの金字塔 (CD付) 新機軸ハイブリッド・ペンタトニックで攻略する入門書

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  • 出版社/メーカー: リットーミュージック
  • 発売日: 2020/03/13
  • メディア: 楽譜

ジャズ・ギターの金字塔 (CD付) 基礎/コード・ワーク/ソロ/スタンダード曲

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  • 作者: 布川 俊樹
  • 出版社/メーカー: リットーミュージック
  • 発売日: 2018/09/25
  • メディア: 楽譜

ジャズ・スタンダード・バイブル FOR ADLIB 50の名曲で学ぶ実践アドリブ構築 CD付き

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  • 出版社/メーカー: リットーミュージック
  • 発売日: 2015/11/25
  • メディア: 楽譜


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