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盟友福田重男とのデュオコンビのこと [音楽雑感]


福田重男氏との17泊18日のジャズ渡世人タビが終わった。12日間連続ライブ、呉での2日間オフ、広島での3日間レコーディング、そして800kmの帰路。合わせて18日間。移動は僕のロートルプリメーラだから、ほぼ寝る時間以外は一緒に過ごしていることになる。なかなかこれだけ一緒にいて煮詰まったり飽きて来ない人も珍しい(笑)。

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まあ、やはり相当合うコンビなのだろう。福田氏は僕より1歳上の1957年生まれ。音楽仕事始めた頃からだから、もう30年以上の付き合いだ。20代前半は、お互いに新宿ピットイン朝の部でガンバってた。僕は、彼のことを「福田さん」か「福田氏」と呼ぶ。「福田巨匠」ってのもあるな。僕は変に体育会系っていうか(あ、父親の海軍から来てるのかも…)、歳上の人を「福ちゃん」などと決して呼ばない(笑)。唯一例外は初っつぁん(古川初穂氏)だが、彼はそう呼んで欲しがるからな。飲み会とかですぐ女子とかに「初っつぁんと呼んで」とか言ってるおっさんだ(笑)。あ、福田氏は僕のことは「布ちゃん」と呼ぶ。


2人のタビの会話は、僕たちが大変お世話になってるCちゃん(フライヤー作って頂いた)言うところの「典型的なおっさん会話」だ(笑)。スポーツ、車、カブ、経済、ギャンブル、仕事、酒etc.の話とかをしてる。音楽の話はまわりの連中の噂話(たいていバカ話)以外はしない。とにかく色々なところで自然に合うわけですな。僕にとっては、「ジャズ界でカブ栽培をやってる数人の一人」っていうのも大きい(笑)。それからまあほぼ何があっても打上って酒を呑む。得難い相方、粋な遊び人ジャズマンだ。


高松では、ライブ3分前くらいに何か銘柄の話してて、僕が「七銀行」奨めたら(もちろんインチキアナリストぬのさんの解説つきです…笑)福田巨匠すかさず買い入れてたのには笑った。呉では彼の海軍繋がりで最高の体験をできた。ホントに感謝してますよ。

 

僕が見る福田氏は、べらんべえで歳上の人とも「オレはさー…」みたいにため口で喋ったりするけど(笑)、実に人付き合いには色々気配りがあって、人間との付き合いを非常に大切にしている人だ。これは僕には足りないところ、僕はどちらかというと理系ひきこもり系若干ア●ペなところもあるから、すぐ自分の世界に入りやすいんだよね(注意はしてるんだけど)。だから、全国津々浦々彼の人脈は強力で彼とツアーしてると必ず何か面白いことが起こる(笑)。一昨年はジャガー乗ったしね!エレガントを身上にしながら、いきなりかなり下品なことも言ったりする。まあ要は、とにかく人間力ある魅力溢れる人ってことだ。

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さて、今回のツアーの映像がひとつだけ残っている。


2日めの神戸でのライブの模様が実験配信されたのだ。もうずいぶん昔のことに思えるけど(笑)。


いま、Rollcakeという会社が、ジャズライブ映像を配信するアプリを作るという試みに取り組んでいる。担当の永野さんが「熱いジャズライブへの想い」を持っていて、僕は話を聞いて賛同しているので、今後も色々協力してやって行くことと思う。


映像に興味ある方は、是非以下のサイトに行ってみてください。


https://hellofrom.pw/live_album/

 

 

Childhood's Dream

Childhood's Dream

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BQ Records
  • 発売日: 2011/07/13
  • メディア: CD

 



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FBジャズギター研究会と笹島明夫さんとの出会い [音楽雑感]


12/2(火)吉祥寺メグで笹島明夫さんとデュオライブを行ないました。1952年北海道生まれ。1977年に渡米してジョーヘンダーソン、ロンカーターとの共演など、その後40年近くも米国で活躍しているという先輩ギタリストです。僕より上の世代でずっと本場に渡ってミュージシャンとして生きている、という事実だけで僕は尊敬してしまいますね。当時はやっぱり米国へ渡る人も少なかっただろうし、大体1ドルいくらだったのか。300円くらいなんじゃないの?

笹島さんのプレイはそれは素晴らしいものでした。久々に本格的なジャズギターのシャワーを1m以内で浴びた感じでしたね。若輩者の私が言うのもなんですけど、こんなに初デュオでしっくり行くことはほとんどありません。まずリズムやタイムが気持良くてとても合うから、こっちも間を取れるし自由な気分になってアイディアがどんどん浮かぶ。そして音色。これはホントに素晴らしいフルアコジャズギターの本格的サウンド。美しかったなあ…。音量は小さいからアコースティックな音とアンプの音が微妙に混ざってすべてのニュアンスも聴き取れる。もうジムホールか!と思ったくらい(笑)。自分が若造に思いました。そしてそのハーモニー。よくわかんないけど素晴らしかった!相当インスパイアされました。で、何かプレイに愛があるんですね(笑)。そこがポイント!

以下の映像は、記念すべき初共演ライブの1曲め「It Could Happen To You」です。初デュオって感じじゃないでしょ?



笹島さんと僕はどうやって知り合ったのかって?

実はFacebookです。

いまFacebookに「ジャズギター研究会というグループがあって、これが非常に盛り上がっている。皆でマニアックなジャズギターの話題やら演奏映像投稿、練習法などを語り合ってるわけです。最初、僕は、鹿児島の通信レッスン生徒の西元さんに誘われて今年の春くらいに入ったのかな。そのときは確か100人も人数はいなかった。僕が導火線になったのかどうかは知らないけど(笑)、その後やけに職業ギタリストが入って来た。近しいところでは竹中くん、ヤボちゃん、鈴木よしひさとか。公開グループだからね。僕が入って記事とか書いてるのを見て面白そうだと思ったらしい。で、あれよあれよとプロアマがやけに入って来てカブ価急上昇(笑)。笹島明夫さんも入って来たというわけです。笹島さんはこの研究会の職業ギタリストの中でも長老格。で、色々ためになるレッスン映像とかを投稿して頂いたんですね。いまではこの研究会の名誉会長的な存在。もちろんレッスン映像とかのプレイも素晴らしいんですが、僕がやられたのは以下の映像。こんなことやる人いません(笑)。


「日本人で初エベレストでのジャズ演奏??」とありますが、間違いなく世界初だと思いますよ。偉業です!!プレイだけ聴いてたらホントにすごい、エベレストで演奏してるとは思えません!


さて、FBジャズギター研究会の話に戻しますね(笑)。現在ではグループのメンバーは1,000人以上!!カブで言えばミクシィみたいな勢い(皆さん知ってますか、ミクシィってカブ畑の世界ではすごいんです。Facebookどこじゃない)。

この研究会をリアルな人間関係までに発展させたのは、江尻会長、須山社長のご尽力です。6/18に東京ジャズ者の隠れ家レザールでこの研究会主催で「布川俊樹を囲む会」が行なわれました。プチワークショップ、無伴奏ソロ、来場者とのジャムセッションですね。まあ初めてのFBジャズギター研究会飲み会とも言いますが(笑)。江尻くんとはこのとき初対面、須山くんは実は同年で彼は慶応ジャズ研、学生時代はプレイに影響受けたもんです。その後、オフ会もあって11/30にはかなり大掛かりな会となりました。この日に来た職業ギタリストは(敬称略で大体年功序列で)、笹島御大を筆頭に塩崎容正、ワタクシ、山口友生、清水義文、鈴木よしひさ、鈴木直人、梅田和利、和田明vo、井上銘…(誰か忘れてないかな…)。こんなにギタリストが集まるというのは奇跡的な会と言えます。もちろん非職業ギタリストの皆さんはそれ以上の数。これが皆さん上手いのよ。以下はその日の絵模様です。


笹島さんとの初共演はかなりのヨッパライ(笑)。
笹島さん「Alone Togetherやろー!
ってイントロ出してもらって僕が弾き始めたメロディーは
Beautiful Love(笑)。
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よしひさと井上銘くん
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鈴木直人くんと梅田和利くん
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お、よしひさと笹島御大何を?
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函館の女熱唱!!
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ってのはウソで、ヴォイスパーカッションの掛け合いでイパネマの娘でした。ちなみに笹島さんは函館出身。


 


 


こんな楽しい会だったわけです。


 


そして、その3日後がメグでのデュオライブ。


 


It Could Happen To Youに始まって10曲以上、楽しかったなあ。笹島さんがジャイアントステップスの進行をちょっとマイナーっぽくしたシシリアンステップスっていうのが難しいけど面白かった。マイナーなのはシシリーでゴッドファーザー的(笑)?


 


この日もジャズギター研究会の重鎮勢揃いとなりました。


 


左から松元さん、笹島さん、明くん、須山社長、


直人くん、ワタクシ、梅田くん、江尻会長、

僕の生徒の小此木くん。

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あと左上に背後霊……。


とにかく、想い出深い充実した楽しいライブでしたね。

これからもFBジャズギター研究会、プロアマ交流の場となって行くことと思います。思えば、僕がホームページを始めたのは1996年。そこにQ&Aコーナーというのを作ってそれは自分の著書「ジャズの壁を超える100のアイディア」となりました。その後、ネットの世界はホームページ→ブログ→SNSと変化して来た感があります。いま何か疑問があったらFBジャズギター研究会に何か質問でもすれば、即座にプロアマ誰かの意見や回答が返って来ます。もうホームページQ&Aコーナーの時代ではありません。

これがいまの形なんですね。笹島さんと会えたのもこの会のおかげですから。とにかく、あまりしゃちこばらない緩くて楽しい会、でもときに有意義な会になって行くといいかなと僕としては思ってます。

今後ともよろしくお願いいたします。



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超久々にウルトラマンジャズを聴いてみる [音楽雑感]


おはようございます。秋の3連休いかがお過ごしでしょうか。関東は天気イマイチですね。僕は休みなし。今月は月曜祝日2日とも大学授業があるんですよねえ(グスン)。

 

またまた軽い話題を。

 

高1の息子はいま高校の軽音楽部に入ってドラムをやっています。やたら体育会系の厳しいノリで土日もほとんど部活。最近の彼との会話はビートルズを始めとするOld Rockな話題。親子の会話が増えました。やっぱりポールのコンサートに連れて行ったのが大きかったな(笑)。

 

先日、彼が急に「ウルトラQ」のジャズヴァージョンを聞きたいとか言い出しました。息子は「ウルトラマンジャズ」が小さい頃から好きだったんだけど、ウチに1枚めだけないからそれは聴いてなかったんですね。自分のリーダーアルバムなんだから当然2枚くらいは持ってたはずなんだけど、何故かウチにありません。誰かに貸して帰ってないとしか思えない(苦笑)。YouTubeとか上がってるかな、と思って探してもない。中古品をググってみると……、

 

一時は5万とかで取引されていた商品も天井圏からかなり下落。一番安いのは650円でした(笑)。ヨッパラってたこともあってそれを即ポチリ!

 

 

一昨日到着。全然ジャケット綺麗じゃないか。ライナーも帯も付いてたし。持ってた自分のものよりいいぞ(笑)。

 

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10年以上ぶりでちゃんと聴いてみました。

 

新鮮、かつ若い。1998年の録音ですからね。40歳のとき、ディパーチャーLAレコーディング直後です。

 

弾いてるフレーズとかはいまと大して変わらないんだけど、何か違うな。何なんだろう…。ギターはほとんどアーガスのセミアコで結構好きな音で録れています。

 

このレコーディングは完全な2ch一発録り。ミックスとかがないわけです。要は60年代前半くらいまで(なのかな?)のジャズと同じ録音方法です。面白いのは、演奏の終盤になるにしたがってそういう緊張感が高まっています。このテイクが採用されそうだ、ということは演奏しているメンバーはよく感じることがあります。そういうとき2ch一発だったら絶対に曲の最後の方で失敗はできませんからね。1曲め「ウルトラマンの歌」の最後の僕と小池修くんのトレードから一緒に絡んでソロをしているところからエンディングフレーズへは確か合図で行くことになっているんだけど、かなり皆迷いが見られます。「どこで行くんだ」みたいな(笑)。よく終われました。

 

速い4ビートなんかひょっとして途中ロストしてるのかな?とも思わせるところもあって相当な緊張感に溢れています。

 

ジャズ的によかったのは、息子が聴きたかった「ウルトラQ」ですね。オリジナルからしてジャズっぽくてかっこいい曲ですからね。1曲め「ウルトラマンの歌」はちょっとこっ恥ずかしいイージーリスニングジャズって感じ。これがよかったんでしょうね。僕、福田重男、小池修、香取良彦、納浩一、岩瀬立飛も皆アラウンド40。40代は福田氏と僕だけの若いサウンドです。

 

しかし、これが2万枚以上売れたっていうのもありがたい時代だったよなあ…。

 

以下に中古が出てます。もう安いです(笑)。

 

自分のアルバムを中古で買う日が来るとは思わなかった(超苦笑)。

 

 

ウルトラマンジャズ

ウルトラマンジャズ

  • アーティスト: 布川俊樹プロジェクト,布川俊樹,小池修,香取良彦,福田重男,納浩一,岩瀬立飛
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2001/02/21
  • メディア: CD

 


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ジャズギタリスト、ローリングストーンズを語る!の巻 [音楽雑感]



おはようございます。感動も熱いうちにってことで…。


3/6(木)、またまた東京ドームに行ってまいりました。


昨年のポールマッカートニーに続く音楽ビッグイベントは…

The Rolling Stones !!



ステージ遠いぜ!!
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●布川少年とローリングストーンズ

僕にとって、このバンドは非常に強い思い入れのあるロックバンドです。ロック小僧だった中学2年生の頃、最初に行くはずだったロックコンサートがローリングストーンズでした。チケットを手に入れるために友達数人で渋谷東急本店前に徹夜するつもりで並んだ。でも中2でそれはまずいだろうという指導が入って、確か友人のお姉さんが代わりに並んでくれてチケットをゲットしたんですね。

で、ミックジャガーの麻薬による逮捕歴とかで来日は中止となったわけです。

そのニュースとどっちが先かは記憶してないけど、映画「ギミーシェルター」は僕にとって、最高のロック映画でした。2回続けて観た(たぶん1人で)。僕にとって、ストーンズのベストはあの時代、1960年代終盤から70年代中盤です。Jumpin' Jack Flash, Honky Tonk Woman, Street Fighting Man, Sympathy For The Devil, Brown Sugar, Midnight Rambler, Live With Me, Gimme Shelter, You Can't Always Get What You Want, Wild Horses Tumblin' Dice ……。かっこいい曲目白押し!

アルバムで言ったら、「Beggar's Bunquet」「Let It Bleed」「Sticky Fingers」「Exile On Main Street」のあたり。そして、これらのスタジオ盤よりも何よりも「Get Yer Ya-Ya's Out」というライブ盤がとんでもなかった。ビートルズと比較されることは多かったけど、ストーンズはとにかくライブですね。チャーリーワッツとキースリチャーズによるグルーヴがバンドサウンドの根幹を作り出すわけです。

もちろんそのメチャかっこいいサウンドは憧れだったけど、一方存在としてのかっこよさがまた最高だった。僕のガキの頃の目標はキースリチャーズ!バンドの写真とかだと大体端っこの方であさっての方向向いてたりする(笑)。髪の毛を立たせてストライプのパンタロンとかね。結構マネしました。僕の中学生の頃の憧れは1にキース、2、3、はなくて4にクラプトン、5にジョージハリスンってなくらい好きでしたね。

その最も好きな時代のもう1人のギタリストがミックテイラー。彼は確かギターはじめて4年くらいでストーンズに加入した。羨まし過ぎる(笑)!これが上手いのよ。まあ、クラプトンタイプの端正なブルースロックなんだけど。ちょっとチョーキングの仕方とかマネしたりしました。

で、今回はそのミックテイラーがゲストで来るって言うじゃない!かなり期待してました。


パラレルワールドの布川少年…。
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●ジャズギタリストが見るストーンズサウンド

ブルース好きな英国人ロックミュージシャン多々あれど、リフのキャッチーさ、ロックンロールのグルーヴの深さ、これだけタレントが揃っていて「ロックの持つ存在としてのかっこよさ」を物語化し、長きに渡ってグループとして機能させてる、という意味では世界No1.のグループだと思います。本当に好きなグループだったから伝記とかキース自伝とかも読んだけど、サウンドを作っているのはキースとチャーリーワッツみたい。そこにあり得なく変てこで強力、唯一無二のミックジャガーというスーパータレントパフォーマーがいるってところなんじゃないかな。ミックの歌ってとにかく一瞬でわかる。うまいとかヘタとかはよくわかんない(笑)。そこらへんはボブディランと双璧でしょう。

サウンドのポイントはグルーヴと2ギターサウンドの妙。ストーンズサウンドってマネしようとしてもなかなかそれっぽくならない。まず、ギターのチューニングが重要。曲ごとに色々ギター使い分けてるよね。オープンチューニングとかでリフの重厚感とかが変わるんだな。だから普通のチューニングでやっても感じが出ないことが多いわけ。僕はストーンズみたいのをやろうと思ったことはさすがにないけど、試しにオープンチューニングや5弦ギターでストーンズのリフ弾いたら、一挙にあのサウンドの気分になってやたら快感なんだよね…。音がはっきり出ていないときのブラッシングのサウンド自体が何かいいわけ。まあ、中学の頃はそんなこと知らなかったからノーマルチューニングでコピーしてたけど。あと、もう一人のギタリストがキースをたてることが何と言っても重要(笑)。キースありきでサウンドができるから、そこにうまく邪魔しないように行くっていうかね。僕の好きだったミックテイラーなんてやっぱりソロイストっぽいから、結構キースにインタビューでぼろかす言われてた(笑)。

●大人になった布川少年とローリングストーンズ

中学のときチケットを買ったのに行けなかったストーンズのコンサート。彼らを観たいという念願はその17年後、1990年(VALISファーストレコーディングの年)に叶いました。東京ドーム。実はそのコンサート直前に食あたりしちゃって体調最悪。でも這ってでも行くぞっ!的な気合いで、飲まず食わずで観に行った。もちろん大感動!それ以来今回の公演含めて4、5回は観てます。いまでももちろん全然好き(笑)。レイトショーの映画で観たスコセッシ監督の「Shine A Light」も興奮したな。映画館だからガンガン酒飲みながらね。あの映画のバディーガイはあまりに圧倒的。1音で持って行っちゃう。クリスチーナアギレラとミックで歌う「Live With Me」もメチャかっちょいい。

ところで、ジャズギタリストとして知られているワタクシですが、ストーンズ関連のことを書いて顰蹙買ったことがあります。ジャズライフの連載していた30代の頃。あの頃、僕はいまより全然突っ張ってて調子こいてた。好みも偏っていて、ジムホールとジミーレイニー以外のたいていの白人モダンジャズギタリストとか好きじゃないし、まったく興味なかった。で、「モダンジャズギターなんてたいてい面白くない。バーニーケッセルとか聴くくらいならキースリチャーズとか聴いた方がいい」とか書いちゃったんだな(若気の至りでかなり爆)。何か発言がロッカー的な気もするけどさ(笑)。「こんな奴にジャズギター連載とかやらせるな。もっと勉強しろ!」的なお叱りを各方面から受けました(苦笑)。

でもいまでも好み的には変わってないかもしれない。キースのギターには、根源的なかっこよさ(身体性の野蛮さを内包している感じ)を感じるわけです。ジャズ演奏でもそういうことは僕はすごく大事だと思ってるわけ。ジョンスコとかマイルスとかハービーとかそういうのを感じるわけですよ。偉いとか立派とかじゃなくてかっこいい!ってこと。僕の場合、それはやっぱりブルースに辿り着く。


まあ、ちょっと語っちゃったけど、そんなわけで、今回のコンサートも非常に楽しみにしてました。妖怪みたいになっちゃったキースはどうかなあ…ってね。


おっさんも気持ちは中学生!
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●2014年3月6日 東京ドーム

今回もポールのときと同様、双眼鏡がないとほとんどリアルには見えない2階席。でも、たまたまバルコニー貴賓席で椅子が柔らかくて楽だった。飲み物を置くテーブルもあるからワインやらビールやら買い込んで。

暗転だ。突然にキースのリフから始まることは間違いない。事前情報見たくなかったんだけど、やっぱり知っちゃった。Start Me Upらしい。まあ定番スタートか、と思っていたら……


Jumpin' Jack Flash !!

思わず「おーーーー!」いきなりですか。

それから約2時間弱。ミックはあり得ない驚愕の爺(ジジイ)だった。歌い方、動き、世界一ガイキチで変な爺だよ、あれは…。で、やっぱりストーンズに僕は「かっこよさの定義」みたいなのを見た。痺れますよ。最高だったのは Midnight Rambler。双眼鏡越しにあまりのかっこよさに泣けた。ミックの独壇場。歌舞伎の見栄を切るみたいな存在感。このかっこよさに憧れて僕は音楽始めた。そして、キースとチャーリー。バンドのグルーヴがとにかく最高!

今回の選曲は、僕の最も好きな時代のブルージーでキャッチーなリフのロックンロールサウンドだった。一時期みたいな派手なステージ演出もないし、基本彼らの音楽をシンプルに演奏したライブだったと思う。音楽的にはすごくよかった。

とにかく……、


脱帽です。ポールのとはまた方向性が違う大感動!

ミックジャガーみたいな爺見てたら、まだまだ自分もあと15年はガンバらにゃあと思いつつ…

ロックンロールとR&Bとギターのある世界に生まれてよかった…


と心底思えた一夜でした。



●ただ最後に敢えて一言

音響はイマイチ。ポールのときが良過ぎたからね。でもすぐどうでもよくなったけどね。

ミックテイラーの出番なさ過ぎ。せっかくゲストで呼んだんだから、もっと大々的なソロがあってもよかった。Sympathy For The DevilとかGimme Shelterとか参加させればよかったのに…。

ホタイ(とミックが発音…笑)さんのことはあんまり知らないし、まーノーコメントで。どういう経緯と真相だったんだろう。ただ、たぶんファンはかぶらないと思うなあ…。

ポールみたいに長時間やれとは言わないけど(大体ミックが走りまくりだからね…)、あと30分くらい、せめてもう1回アンコールとかあってもよかったなあ。あのサウンド全体の流れだったらLive With Meはやって欲しかった。他にも Let's Spend The Night Togetherあたりもいいし、Angieも最終日はやらなかったしね。

遠くからでよく見えなかったけど、キースもロニーもタバコ吸ってなかったような…。以前はもう寸暇を惜しんでタバコ吸ってた(例えばギターソロ終わったとたんとか…笑)。ミックが嫌がってるのかな…。こんなブログ記事にもビックリしました。



13kmランニング+α とな!!


It's Only Rockn' Roll。まだまだ転がってください。

てなわけで…、

門外漢ジャズギタリストがローリングストーンズを語る、の巻でした。

最後にオススメCDです。


Get Yer Ya-Ya's Out! Rolling Stones in Concert

Get Yer Ya-Ya's Out! Rolling Stones in Concert

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Abkco
  • 発売日: 2013/04/02
  • メディア: CD


Sticky Fingers (Reis)

Sticky Fingers (Reis)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal
  • 発売日: 2009/04/30
  • メディア: CD




メイン・ストリートのならず者(紙ジャケット仕様)

メイン・ストリートのならず者(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2013/09/25
  • メディア: CD




Beggars Banquet

Beggars Banquet

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Abkco
  • 発売日: 2002/08/27
  • メディア: CD




Let It Bleed

Let It Bleed

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Abkco
  • 発売日: 2002/08/27
  • メディア: CD

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ぬのさん、大学4年生の頃の演奏 [音楽雑感]



今晩は。新潟県から今日帰って来ました。あまりに疲れてて帰ってからは泥のように寝ちゃった。さて、明朝の台風はどうなるのか…。

ツアー報告はまた追々やるとして、ちょっと別の内輪ネタ話題を…。

先日、大学のジャズ研の懐かしい面々が集まって、4時間に渡る綿密なリハーサルをしました。10/19(土)奥沢リトルジャイアントで行う「Dr.滝澤謙治追悼スペシャルライブ」のリハ。メンバーは、滝澤さんの昭和大での盟友、後閑武彦さん(p)、お医者さん仲間の佐々木建志さん(b)、東工大のジャズ研後輩から2人、滝澤さんに多大な影響を受けた西尾研一くん(ds)と亡くなる直前まで滝澤さんと一緒にプレイしていた伊地知しんぺいくん(sax)。

この5人に後閑さんの提案で新たにメンバーが加わりました。懐かし、豊島園カレッジジャズコンテストの優勝バンドから2人。東工大ジャズ研で僕の1年先輩、ハンコックのフレージング研究を一緒にした橘高義典さん(p)と高校ジャズ研の1年後輩で東大ジャズ研の中村秀男くん(b)。そのコンテストで僕らのバンドは優勝、滝澤さんは最優秀ソロイストになったわけです。

で、何とビックリしたのが……

橘高さんが、そのときの録音をファイルにして持って来た!

その模様は当時のFM番組「我ら、学生バンド!」でオンエアされたんですね。そのエアチェック。

何とそれを出血大サービス、公開します!!


曲はチックコリアのサンバソング。ライブ映像はないんで、滝澤さんの写真を貼りました。大学時代の写真って一切残ってないんだよなあ…(嘆)。あと、この曲でソロイスト賞を取った滝澤さんのドラムソロが入っていないのが残念無念!

これ、久々に聴いたら実に面白かった。ぬのさん大学4年生、22歳になるかならないかの夏の日の演奏です。まったく現在と違う。顔はセーラー服と機関銃の子と瓜二つだった。その話じゃなくて…!

僕のギターソロは3:48あたりから。結構若さの勢いがあっていいプレイなんですよ(自分で言うのもなんだけど…笑)。まずフルピッキングでバキバキと弾いてます。毎日8時間くらい練習してたしなあ…。サウンドはヤマハフルアコをアンプ直でジョンスコ師匠のフレージングがまったく入ってない。この時点ではまだコピーしてなかったんですね。この後大学5年生への1年間くらいで、ジョンスコフリークになってフレージングやら弾き方とかがまったく変わります。

19日のライブでは、この曲を橘高さん、中村くんと一緒に演奏します。その他、滝澤さんと目指したVSOPの楽曲とか彼に捧げた僕と伊地知くんのオリジナル曲とか。あと滝澤さんが1曲参加した「Popjazz」をリリースしている弟子の白根真理子もゲストで1曲歌います。

前回のブログに書いたコピーのこと、いかに僕が色々な人に影響を受けてプレイスタイルを作って行ったかということをこの録音を聴いて改めて思いましたね。




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意志あるフレージング [音楽雑感]

 

皆さん、おはようございます。秋の連休、好天に恵まれまさに行楽日和です。僕は今日から沼津、水戸、新潟県三条3連チャンのFoundツアー、ガンバって行こう!昨日のヴォーカリストイベントライブの件と合わせてまた報告しますね。

 

さて、軽い気持ちで Facebookに投稿したら、やけに反響があったので、ブログに若干手直ししてまとめておきます。非常にジャズ練習者にとっては重要な内容だと思うので。題もつけてみました。

 

 

「意志あるフレージング」

 

 

 大学で「ジャズフレージング入門」の授業をやってて感じたことを備忘録として書いておこう。

 

ジャズ初心者学生のプレイを聴いていると、自分のプレイしている音がアタマの中でイメージできているのか相当疑問に感じてしまう。イメージしている、というのは曖昧だな。ちゃんと歌えているかということだ。

 

以前、僕が持っていた英会話教材に、短いセンテンスからどんどん言葉を足して行って長い文章を一気に言えるようになる、みたいなやり方を取っている本があった。

 

言葉だったら、ジャズ初心者だって言えると思う。

 

1、僕はジャズフレージングを練習している。

 

2、僕はジャズフレージングを毎日練習している。

 

3、僕はジャズフレージングを毎日一所懸命練習している。

 

4、僕はジャズフレージングを毎日一所懸命練習しているがなかなかうまくならない。

 

5、僕はジャズフレージングを毎日一所懸命に練習しているがなかなかうまくならなくて少々凹んでいる。

 

6、僕はジャズフレージングを毎日一所懸命に練習しているがなかなかうまくならなくて少々凹んでいたら布川先生が優しく教えてくれた。

 

 

 

これ、どこまで覚えられるだろうか?日本語ネイティブなら4つめまではまず大丈夫だろうと予想する(だよね?笑)。

 

最後の文章は長過ぎで酷く下手くそな文章だが、覚えられる人もいるだろう。

 

これとインプロヴィゼーションのフレージングも似たようなものなのだ。何か1小節のフレージングを歌う。同じものをもう1回歌う。それを弾く。これを繰り返せばいいのだ。僕は今日学生に「僕はたとえば4小節くらいのフレージングは丸々覚えられる」と言って、ためしにそれくらいの長さのフレージングをアドリブで歌った後に、同じフレージングを弾いてみせた。できるかわからなかったけど(笑)、やってみたらやっぱりできた。

 

歌うというのは正確な音程で歌う必要はない。何となくリズムだけでも高低感や跳躍をドゥダダー、とかタッタラーみたいに歌うのでもよい。

 

とにかく頭の中でフレージングの塊を感じること、これこそが、「フレージングを即興で思いつく」ということなのだと僕は考える。

 

 

 

では、何故僕は4小節くらいの(テンポ速かったらもっと覚えられると思う)自分の弾こうとするフレージングを覚えられるのか?

 

でもね、プロの人だったら1コーラスくらい覚えられる人もいるだろう。モーツアルトだったら

 

ってのはおいといて

 

 

 

これはジャズ練習期にしたたくさんのコピーがあるからなのだ。それだけは間違いない!

 

ジャズのソロのコピーは高校2年生から始めた。ウェスモンゴメリーに始まり、ジムホール、香津美さん、ジョージベンソン、大学入ってからはフュージョンギタリスト色々、パットマルティーノ、秋山さん、笹路さんなどジャズ研諸先輩、ハンコック、ブレッカー、ショーター、コルトレーン、ウィントンケリー、貞夫さんとか他楽器も1曲くらいはやった。かっこいいフレーズをちょいコピーするんだったらもっと覚えてないくらいたくさんやってる。それで4年生の頃ジョンスコ大師匠に出会うことになる。

 

コピーっていうのは高校生の頃は全然できなかった。マイルスのバグスグルーヴのソロだってよくわかんないくらいだった。だからカセットを1音1音止めて音取ったりする。でも1年くらいガンバってやったら1小節くらいのフレーズとして捉えられるようになった。

 

要はコピーは、パッと1小節くらいのフレージングをハミングしたりしてそれを楽器で弾いて確認するって行為なんだな。

 

これ、科学的な根拠はないけど、言葉を覚える過程と似た様なものでは、と想像する。言葉を覚えるってのは、パパとかママとかうま!とかワンワンとかゴードンとかでんしゃとかぶーぶとかどきんちゃんとか聴いてそれを反復してるわけだよね。

 

それと同様に、コピーすることを多量にやることによってジャズ語をネイティブ化して行くのだ。

 

で、大学時代も上級生になる頃には、ジョンスコとかは無理だけど、ケニーバレルやグラントグリーンみたいなモダンジャズだったら楽器なしでもコピーできるようになって、練習のために楽器なしでコピーとかやってた。

 

何か、コピーとかあまりしていない人が学生とか見てると多い気がするんだな(もちろん例外はいるけどね)。

 

でもね、例えば、ミーレラファミレってメロディーを聴いてすぐ弾けないプロのジャズミュージシャンは僕のまわりにはまずいないと思うんだよね。これは「こんにちは」みたいな話なの。

 

今日、僕が誰かに学校で会って挨拶するとする。

 

「おはよー、コンディミの中のトライアドは4つだよ。昨日はカレー食べたしね。」みたいなプレイをしてたらイカンということなのだ。

 

ジャズのフレージングも言葉と同様、意味の流れがある、だから覚えられるわけです。

 

 

 

 

最後にジャズ練習者(僕もだが)の皆さんに、もうひとつだけ付け加えよう。

 

何かパッと1、2小節のフレーズ(というかメロディーと考えてもよい)を弾いてみて欲しい。弾いたら、それをすぐもう1回繰り返して弾いてみよう。

 

それができなければ、「フレージングへの意志」のないプレイをしているということだと僕は思っている。

 

 

 

長文お読み頂きどうもありがとうございました。Q&Aブログ的な内容でしたが、ジャズを学ぶ皆さんの参考になれば嬉しいです。

 

 

ジャズの壁を超える100のアイディア (jazz guitar book Presents)

ジャズの壁を超える100のアイディア (jazz guitar book Presents)

  • 作者: 布川俊樹
  • 出版社/メーカー: シンコーミュージック・エンタテイメント
  • 発売日: 2010/06/02
  • メディア: 単行本

 


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芸術鑑賞会感想文の感想文 [音楽雑感]


おはようございます。2週間に渡るツアー記事を書こうとも思うんだけど、何から手をつけていいか途方に暮れる(苦笑)。

取りあえず、久々のブログアップデイトは別の話題にしますね。

ツアー中に、先月の中学校芸術鑑賞会、生徒全員の感想文が送られて来ていた。昨日読んでみた。

 



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ほとんどの生徒がとても楽しんでくれていたことがわかって嬉しかったな(ホントに90%くらいの生徒に大好評だった。これはお世辞ではないと思った)。


予想していたことがが、わかったことは…、


(1)ジャズを知っていた生徒はほとんどいない。ジャズは好きだったと書いた生徒は300人以上で5人くらい。アドリブ(即興演奏)があることに驚いている生徒も多かった。


(2)ジャズは焼き肉屋でしか聴いたことがなかったですが…、って人がいた。それに類する文章多数。


(3)その鑑賞会では、演奏の合間にジャズの歴史、演奏方法などを相当わかりやすく説明したのだが、それをすることによって馴染みやすくなったという生徒が多かった。


(4)「ウルトラマンの歌」、「上を向いて歩こう」などの曲をアレンジして演奏したのだが、それに対して「新しい曲でもジャズになるんですね」という感想がいくつかあった。全然新しくないのに(笑)。つまり、焼き肉屋や喫茶店でかかってるジャズは完全にクラシックと思われているということ。ちなみに、「ウルトラマンの歌」はバカ受け。いまの中学生に対しても力あるんだな。


(5)ヴォーカル吉田沙良ちゃん大人気。やっぱり歌が入るととっつきやすいみたい。「ウルトラマンの歌」も歌ったしね。「ウルトラマンジャズヴォーカル」やるか(笑)。


(6)ドラムの伊吹文裕くんがバカリズムの人に似ているらしい(笑)。彼も大人気だった。やっぱりスター楽器だよな。


(7)ギターの人が口をパクパクさせて弾いているようだ。金魚か(笑)ちなみに、ジャズでギターって使うんですか?っていうのもいくつかあった。マイナーな楽器なんだな(グスン)。




とにかく言えることはですね、我々ジャズミュージシャンはこういう活動を積極的にして行けば、若者がジャズに対して興味を持つ可能性はまだまだあるということだ。


ジャズ布教をやって行かねば!


という思いを新たにしました。



てーした結論ではありませんが、感想文の感想文でした。


 


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ジョン.スコフィールド.トリオ! [音楽雑感]


遂にやって来た!

史上最高のジャズギタートリオ初来日!

on bass スティーブ.スワロー、on drums ビル.スチュワート…、

そして僕の心の大師匠、on guitar は、もちろん…

ジョン.スコフィールド!


独断で史上最高!と書きましたが、僕にとって、ジャズギターの歴史上最高のトリオです。このトリオ、もちろんライブ盤「アンルート」の3人です。皆さん持ってますか?ジャズギターを志す人はマストだから絶対聴いてくださいね。

ジョンさんとはライブ2週間くらい前からメールでやり取り。考えてみて前回会ったのは、中目黒のお蕎麦屋さんにお連れした4年前(「ジャズの壁を超える100のアイディア」所収)だからなあ…。久々の再会を楽しみにしていました。ビックリしたのは、ライブ2日前に「トシキ、4弦032インチ持ってるか?忘れちゃったから悪いけど持って来てくれない?030だったら持ってるんだけど…」ってメールが来たこと。前日、G Club Tokyoでレッスンだったから012トップのセット買って持って行きました。師匠の頼みにお応えできるのは嬉しいことです(笑)。

僕が行ったのは10/11(木)の1stセット。今回は納ちゃんを誘いました。彼はスティーブスワローさんを尊敬してるからね。ロビーで待ち合わせしてお店へ入ります。席はかなり前。当然のことながら、色々な人(ミュージシャンや生徒、ギタリストの知り合いetc…)に会います。席に座ったら、以前ギブソンジャズギターコンテストの本選で会ったことのある釧路のギタリストが隣だった(笑)。思わず懐かし話に…。

で、ちょっと楽屋に納ちゃんとお邪魔します。渋谷東横のれん街で買ったお土産持って。typical sweetsってことで、どら焼き(栗入り!)とおかき(笑)。

ライブ前だというのに気さくな彼らと楽しく記念撮影。ジョンさんに納ちゃんを紹介します。日本のファーストコールベーシストは、すぐジョンさんと共通の話題に。ジョンさんはトコさん(故日野元彦さん)のプレイを愛していました。若い頃、日野てるまさバンドのツアーに参加したときに共演したトコさんの強力に前で引っ張るグルーヴ感が大好きだったって以前言ってました。で、納ちゃんは、トコさんの「It's There」ってアルバムでアレンジ担当してるんですね。何とジョンさんとスワローさんがそのアルバムに参加しているわけです。あと、バークリー時代にボストンでスワローさんのプレイを見てるとも言ってました。僕もトコさんには大変お世話になったし、繋がる繋がる!


デュオラマコンビと大先達翁!
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もちろん2ショットも。
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ジョンさん、いい感じだなあ…。
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で、ライブはもちろん

素晴らしかった!

完全に円熟ですね。力抜けまくり。このセットではライブ盤の「Name That Tune」ような超アップテンポはなし。かなりシブい選曲でしたね。1曲めは「How Deep」って演奏始まりました。しばらくして気がついた。福布デュオに入ってるあのスタンダード曲じゃん(笑)。ビックリしたのは、何と「Confirmation」やったこと。あとカーラブレイ(彼女はスワローさんの奥様です)の「Lawn」とか美しかったな。アンプはVox、いい音だったなあ。とにかく全ての音がグルーヴしてて力抜けてる。最高です。

初めて見たスワローさんにもビックリ。ウォーキングベースの4分音符をオルタネイトピッキングで弾くわけ。相当変(笑)。あんなゆっくりな上下運動でよくグルーヴするもんだ。まさにワン&オンリーですねえ…。前傾姿勢でドラマーの方を向いて弾きます。ステージは下手(客席から見て左)からギター、ドラム、ベースというロック並び。クリームみたいだぞ(笑)。ビルさんはバカテクに走る感じでもなく実にシブかった。それで決めるところは当然バッチリ決める。

いやあ、何かジジイになって(失礼!)ジャズをやり続けるっていいな、って心底思いましたね。彼らのプレイは実に嘘がない。ウケを取りに行くなんてことはまったくなく、常にリラックスして集中しているっていうフロー状態。僕ももう54歳、ジョンさんは7つ上だから61歳。こんな歳になっても、やっぱり師匠は師匠です。ああいう音を奏でている先輩がいることは本当に嬉しいことです。

1st setが終わってもう1回楽屋へ。ジョンさんと話すと、「機材がトラブってた。演奏イマイチで悪かった。2ndも観て行かないか?」って言われたんだけど、まあ納ちゃんとちょっと仕事の話もあったのと、翌日の北海道行きが早かったから丁重に遠慮いたしました。でも、ちょっと調子悪いとかまったく関係ないね、あのレベルのプレイヤーは。機材調子悪いのも気がつかなかったし。2nd観た友人のギタリスト山口友生くんの話だと、後半はエフェクトボードを途中で外してアンプ直でやったらしい。その音が最高だったし、プレイもいままでで一番よかったって(笑)。まあ、すべてOKってことですな。

ってなわけで…、

渋谷でデュオラマコンビも気炎を上げたわけです(笑)。
俺たちもガンバロー!ハッピー黒ホッピー!
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そして1週間後、お礼のメールを出したらジョンさんから返信が来て

「あの日は厳しかった。今度はトシキにもっといい演奏を見せられることを願ってるよ」

だって。

確かに、1980年代のクレージーに盛り上がる感じとは違ったけど、もっと違った抑制と円熟って言うかそういうのが素晴らしいし、僕的にはまったくOKだったんですけど(苦笑)、否、最高!だった。


要は、あのレベルの方々は日々生きているが如く(昔の渡辺貞夫さんのCMの言葉みたい)、日々の演奏があり、それは当然ながら、本人にとって調子いい日も悪い日もある。でももうすべてが彼らの自然な表現となっているから、あんまり調子どうこうは大した問題じゃなくて、日々の生き様が表現になっているってことなんだって思うわけです。

ホントにまさに人間万事塞翁が馬、最近で言えば、茂木健一郎さん言うところの偶有性を生きているってことかな。その日はその日の表現がある!表現の優劣は聴き手との関係性で決まる(文章ヘタですいません。わかるかな?)。

とにかく、ジャズ演奏は楽しく奥深いってことを改めて実感した一夜となりました。

ジョンさん、どうもありがとう!



ジャズギター究極の到達点を示すすげーライブ盤
アンルート

アンルート

  • アーティスト: ジョン・スコフィールド・トリオ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2004/04/21
  • メディア: CD


これは最近のDVD。洗足の授業でも紹介しています。
パリ・コンサート [DVD]

パリ・コンサート [DVD]

  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックアンドビジュアルズ
  • メディア: DVD


これは昨年の作品。
ア・モーメンツ・ピース

ア・モーメンツ・ピース

  • アーティスト: ジョン・スコフィールド
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2011/05/18
  • メディア: CD


おまけはジョンさんとのお蕎麦屋さん話がある
ワタクシのエッセイ(宣伝すんません…笑)。
ジャズの壁を超える100のアイディア (jazz guitar book Presents)

ジャズの壁を超える100のアイディア (jazz guitar book Presents)

  • 作者: 布川俊樹
  • 出版社/メーカー: シンコーミュージック・エンタテイメント
  • 発売日: 2010/06/02
  • メディア: 単行本









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しおさい石原社長と作戦会議 [音楽雑感]


皆さん、こんにちは。最近ブログもおろそかになってますね。1ヶ月ぶりの更新。Facebookとかやってるとなかなか書く気にならない。まあ無理して書いてもつまらないから自然体で行きます。ちょっと思ったことを徒然なるままに…。

先日、しおさいZIZOレーベル代表、ライブスペース渋谷Last Waltzを立ち上げた石原忍さんと来年のデュオラマ作戦会議を行いました(お楽しみに!)。って2軒ハシゴして飲んだだけとも言えますが(笑)。

彼と話すと色々なことがクリアになる感じがいつもしますね。

常に新たなこと、色々なことを考えている。どうしてもマニアックで近視眼的に物事を見てしまう僕のようなミュージシャン専門職な人間にはとても刺激になります。

しおさいレーベルは、いま積極的に直接的にCDを直接聴き手に届けるという方向を模索しています(もちろん配信やプレイボタンなどのその他のアイディアも)。僕のアルバム4枚組セットで3,000円!なんていうのもそのトライの1つ。中間業者の部分をなくすことで、こういうことも可能になるわけです。いまは本当に皆さんご存知のようにCDは売れない。もう大手レーベル、ディストリビューター、店舗という構図は稀少なものとなってしまいました(オールド音楽ファンにとっては正直寂しい。CD屋回り大好きで何時間でも時間つぶせた。でもこれはもう現実だからしょうがない…)。

著書にも書いたけど(詳しくは「ジャズの壁を超える100のアイディア」をお読みください)、石原さんは医学生時代、僕のギターの弟子でした。VALISの Ali's Dance に感銘を受けて自宅に習いに来るようになったのでした(だからいまでも師匠って呼んでくれます…感謝)。それで大学卒業の頃、レコードレーベルを興したいって話になった。で、1枚め、デュオラマのレコーディングが1999年。それからあれよあれよ40作以上。伊豆高原にスタジオ作るわ、渋谷にライブハウス作るわ…、エンジニアやったり、映像音楽を自分で作ったり。自分の価値観とやるべきことをクリアに自覚し、それを実現して行くパワーと行動力、人間の幅の広さには本当に感服します。

今回話したのは、現在の音楽シーンでのプロデューサー的な人物の不在。僕もお名前は存じ上げてますが、生田朗さんの話になりましたね。石原さんがつき合ってる僕の先輩著名ミュージシャン、山木秀夫さん、清水靖晃さん、後藤次利さんたち、誰に聞いても重要な存在だったようです。YMOの世界進出に多大な貢献をした。実は70年代後半〜80年代の音楽家のプロデューサーって色々ビジネス的なことに長けてるわけではなく、とにかく音楽一辺倒でやってた。それを生田さんのような方が支えてたっていう話を彼は上記の人たちから聞いたようです。いまは、トータルに色々な視点から音楽のシーンを作って行く人が以前に比べて少ない。

で、必然的にミュージシャンが慣れない営業やら宣伝やらすべてやってる…。これは、30年音楽家生活やってる僕も感じてたことです。いま、すごくシャイで、でも音楽やらせればオタク的にすごいみたいな人で人付き合い嫌いみたいな人ってシーンに出て来ることが困難な気がします。以前はもうちょっと可能だった。ミュージシャンは完全に1人で何でもできる人が何とか仕事を取れる、そんな時代になって来た印象かな。

そんな中で、石原さんは、何とか色々なことを総合して世に出して行きたい、といま考えてるみたいです。彼のすごいところはね、とにかく総合力!もう懐が深いんですよ。すごい気合いも入ってるし、次から次へと実行力もあるんだけど、何かメチャ緩い感じのところもある(笑)。彼のエピソード書いたらもうここではとても書き切れない。もちろん本業は歯科医だけど、CD発送まで自分でやってる。文学や映画の造詣も深い。オヤジさんは沖縄空手のチャンピオンで、子供の頃から家には梶原一騎さんや芦原さんとか出入りする空手バカ一代の世界(何かそのエピソードだけでも想像するに強力な世界だよね。ここには書けない…苦笑)。彼も空手やってて格闘技マニア。小学生の頃から伊豆の海に潜ってアワビ取って来て同級生の魚屋さんに売って小遣い稼ぎ。パチンコはプロ級!某有名作家がアイディアに詰まると連絡して来る(笑)、酒を飲んで泥酔すれば東北まで行っちゃう…(爆)。どんな怖い人が出て来ても全然ビビらない(もう危ない方向に話行きそうだからやめよう)。

とにかく、清濁併せ呑むの典型の方なわけです。


僕と石原忍さんはなんだかんだ15年くらいの付き合いですが、僕が自分の音楽を作り続けることができたのは彼のおかげ。まさに恩人です。

今後も様々な可能性を考えて2人で音楽活動をして行きたい、そういう音楽家でありたいと、いまメジャーというものが意味がなくなった時代により強く感じています。


以下URLがしおさいレーベルの、shiosai Online Shop 布川俊樹4作品セット3,000円です。



是非どーぞ!超大特価、お薦めです(笑)。




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廣瀬真理子という稀有な弟子 [音楽雑感]


皆さん、こんにちは。真夏モードになって来ましたね。


今回は、細胞分裂を繰り返し、ついに羽化して飛び立った弟子の成長物語(幼虫→さなぎ→成虫)を書いてみます。

 


7/8(日)廣瀬真理子とPurple Haze

廣瀬真理子(cond,arr)、大塚 望(vo)、谷高 美紀(ss,as,fl)、沼尾 木綿香(as,fl)、寺井 雄一(ts,cl,fl)、廣海 大地(ts,fl)、 宮木 謙介(bs,b-cl)、河原 真彩(tp,flu)、石川 広行(tp)、栗山 雄暉(tp)、佐瀬 悠輔(tp,flu)、 張替 啓太(tb)、江藤 弘憲(tb)、早坂 勇真(tb)、前田 真梨子(btb)、匹田 重幸(gt)、 永吉 俊雄(p)、加藤 久志(wb,eb)、伊吹 文裕(ds)、guest : 香取 良彦(vib)、布川 俊樹(gt)

 

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の東京TUCでのライブに香取良彦氏とともにゲスト参加した。

 

ツイッターやFBをチェックしてる方はご存知だろうが、廣瀬は洗足学園音楽大学ジャズコース今年の卒業生。僕が大学で教えた唯一の女子ギタリストで、彼女が高校生の頃から足掛け5年間教えている。また、大学ではアレンジをカトリアン教授こと香取良彦氏に師事した。

 

その彼女が率いるビッグバンドが廣瀬真理子とPurple Hazeだ。メンバーは洗足のOBと現役学生によって構成されている。これが実に素晴らしいサウンドなのだ。サウンドはまさに香取オーケストラのDNAを受け継いだもので、細部まで強力に変なこだわり(褒め言葉!)、廣瀬節が溢れている。ライブは全6曲。僕は2曲に参加した。1曲はジミ.ヘンドリクス「Crosstown Traffic~Foxy Lady」、もう1曲はチャールズ.ミンガス「フォーバス知事の寓話」。ミンガスは大好きだそうでもう1曲あった。一番印象に残ったのは、彼女のオリジナル「Zintaii」。あまりビッグバンドに詳しくないからよくわからないけど、香取オケとザッパとザ.バンドのアメリカ的な雰囲気がほどよく混ざった感じというか、ということはカーラ.ブレイ的な感じもちょっと?みたいな。卒業制作で録音した謎の歌もの「Differentiation(分化…生物などの)」も面白い。こんな強力なメロディー大塚望よく歌えたな(笑)。全体のサウンドとしては執拗なマイナーメジャー7th攻撃が彼女のこだわりかも?とにかく不気味で美しく危うく面白い世界を構築する。

 

そんな彼女、どんな生徒だったのだろうか?上の文章を読むと、何かぶっ飛んだ素行で才気溢れる面白い変わった生徒を想像するんじゃないかな。ところがどっこい、授業はほとんど出席するいたって真面目な学生だった。それでいつも弱気で自信なさげ。おまけに胃腸虚弱。今回のライブもプレッシャーでかなり苦しい思いをしたらしい(苦笑)。

 

ギターは僕が教え始めた高校3年の頃はまだ初心者の域を出ていなかった。それを要点だけ教え込んで、無理矢理洗足音大に入学させちゃった(笑)。彼女の代はギタリストが非常に多く、数人メチャテクニカルな学生もいた。彼女はいつもコンプレックスの塊だった。レッスン開始のときは「最近どう?」「全然ダメ。弾けません」いつもこんな感じ(苦笑)。それを僕が何度も説得したりなだめたり。彼女は不器用だったし、色々なジャンルのギターをパッと弾けるとかそういうこともないし、常に自分のテクニックのなさに悩んでいた。

 

あるとき、「カート.ローゼンウィンケルみたいな感じとか全然できないんですけど…」と相談された。「コンディミのフレーズが使えないんですけど」みたいなのもあった。音楽大学みたいな狭い社会だと、やはり巧い生徒の影響力は絶大である。そういう人たちが「今はこれがトレンド…」みたいな感じになると、やらなきゃいけないような気になっちゃう。僕は「君はそういうことをやりたいとホントに思ってるの?好きなの?」と聞いた。「そうでもないんですけど…。」「いいかい?こういう音楽はね、クラシックじゃないんだからね、自分のよいと思ってるサウンドを出せればいいの!よいメロディーをいい感じ(アーティキュレーション)でいいリズムで弾けりゃー別に1音で弾いてたっていいのんだよ!例えばケニー.バレルみたいのどう?」「それもあんまり好きじゃないです」。「そうか(まさに苦笑)」。ちなみに、その頃の彼女はメロディーはまったくの棒弾きだった。

 

「私よりヘタな学生はいない。皆にバカにされる」とかもよく言っていた。どう答えたっけな(笑)。「いいかい。学生でほんの一握りだけちょっと巧いやつはいるけどね、あとは皆ドングリ。ここがよきゃーここがダメみたいのばっかりなんだよ。僕に言わせればどれも大同小異で大して変わらない。この中でちょっと巧いだのヘタだの言ってたってしょーがないんだよ。それに別に全員がバシバシ速く弾ける必要もないよ。自分のやりたいこととスタイルを見つければいいんだよ!」みたいなことを言ったかな。

 

そんな彼女が3年くらいの頃だったか…。いつも僕がお世話になってる小岩BITで僕の洗足レッスン生徒のライブをやった。このとき彼女と僕の2ギターでミンガスの曲をやった。彼女のプレイは何かパッションがあって、他の巧い学生よりも印象的だった。「いいかい、今日の君のプレイは巧くはないかもしれないけどとてもよかった。一番存在感があったよ」。そんなことを言った。

 

そして4年になって、彼女は僕のレコーディングアンサンブルクラスに参加して、アレンジ曲を持って来たりするようになった。「The Peacocks」(8日のライブではビッグバンドヴァージョンとなった)、参加メンバー皆でびっくりしたアレンジだった。4年後期になってからは「私はギターはダメだから弾かない。でもアレンジとかしたい」とか言うようになった。

 

それで、心底ぶったまげたのが卒業制作のレコーディング作品2曲(ツイートしたと記憶している)。こんなことができるようになったのか…!まさにそのサウンドは、カトリアンDNAが刻まれたものだった。ちなみに、そのレコーディングでは彼女はギターは弾いていない。今回のビッグバンドメンバーのスーパーテクニシャン同級生匹田重幸がギタリストだった。

 

廣瀬真理子とPurple Hazeは、その卒業制作ビッグバンドがきっかけで生まれたビッグバンドだ。今回が初のお披露目ライブ!同級生やOB達は、さぞ彼女の成長、そのサウンドの独自性と素晴らしさに驚き尊敬したことだろう。僕も「私は全然ダメです…」と弱々しい口調で言い続けた彼女がここまでのサウンドを出したことにいたく感……、

 

まあ自分の弟子だしこれくらいにしておきますか(笑)。

 

とにかく「もうこれで心置きなく…」とか言わないで(笑)、是非またやって欲しい渾身のビッグバンドだ。僕も昆虫カトリアン(なぜ昆虫かは彼女か教授に直接聞いてください。やけにこの日のライブMCで盛り上がった昆虫話…笑)もいつでも協力しますよ。ただ6曲は少ない。次やるときはあと4曲は増やそうね!

 

日曜夜のオフィス街でこれだけの人数を収容する飲み屋発見!

ラッキー!

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P.S1…「ギターは弾きません」と言っていた彼女は、島村楽器初の女性エレキギター講師となったばかり。何と約20人もの生徒を既に担当し、3つの教室で教えている。「ギターがヘタ」と言い続けた彼女ならではのわかることもたくさんあると思う。でもギターもガンバって(笑)!

 

P.S2…メンバーもガンバった!やっぱり先輩は流石に経験を積んだ貫禄あるプレイをしていた。トランペットの石川くんとか立派になってたな。

 

P.S3…ちなみに彼女は「蛾」マニアです(笑)。ジャズ界のモスラ目指せ!

 

 


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