布川俊樹 OJP TRIO 2024 Spring Tour
布川俊樹(g)、西川直人(org)、関根豊明(ds)
●3/16(土)17時 下丸子カフェラミノア(03-3750-4449)
●3/19(火)名古屋 Mr.Kenny’s(052-881-1555)
●3/20(水)神戸 Gallery Zing(078−413−4888)
●3/21(木)徳島 Goto’s Bar (088−624-4888)
●3/22(金)広島 Jazz Club Bird (082-241-6906) guest:田中民江(vo)
●3/23(土)15時 広島県廿日市アイビー眼科院内コンサート 「田中民江(vo)ライブ」
●3/25(月)福山 Jazz Spot DUO (084-923-5727)
●3/26(火)松江 Music Bar Birthday(問い合わせ 内田 090-4805-2897 )
●3/27(水)大阪梅田 Always (06-6809-6696) guest:藤井泰宏(ts)、津田藤宏(b)
●3/28(木)京都 Bond’s Rosary (075-285-2859) guest: 杉山千絵(vo)
●3/29(金)岐阜 Island Cafe (058-213-7505)
●3/30(土)15時半 福井県坂井 カフェ森のめぐみ (問い合わせ 福井ウクレレクラスタ楽音 080-1950-8110)
●3/31(日)金沢 もっきりや (076-231-0096) guest: 矢堀孝一(g)
●1/10(水) 洗足学園音楽大学で最後の講義
24年間の大学最後の講義「ジャズフレージング入門」の授業でした。干支2回りやったんだなあと思うと感慨深いです。最終回は、学生提出譜面を返却。優秀な出来のソロを6つ選んで僕が弾いて見せました。その後は皆でジャムセッション。最後に少しだけ学生に向けて話をしました。今後の音楽人生についての話ね。
とりあえず自分にお疲れさま!受講学生の皆さんにはどうもありがとう!
P.S…ところでこの授業直前にとんでもないハプニングが…。何とパンツのファスナーが壊れて社会の窓全開になってしまったのです。もうマフラーしたり、立ってギター弾いたり必死の授業となりました。
布川せんせー、最後までタダでは済みません(爆)。
●1/12(金) Virtuoso赤坂
年明け最初のライブはなかなかにハードル高い気合い入ったライブでした。僕の新しいホームページを作ってくれている春口さんプロデュース企画のスペシャルセッションライブです。もう3年目に突入っていうまさに赤坂VSOP?ってか…。メンバーは福田重男(key)、織原良次(b)、奥平真吾(ds)。鉄壁の強者メンツですね。一応僕が選曲とか任されていて、今回はその前ずっと休みだったので、新たなネタを用意しました。その1曲はウェザーリポートのBlack Market。高校時代に初めて聴いてからずっとやりたかった曲。いやあ織原くんとこういう曲をやれて楽しかった!しかし、織原、奥平のリズムセクションのスイングフィールはただただ最高だな。何かリズムが「貼り付いている」ようないい感じ。そういうときはテキトーに音弾いても弾かなくてもカッチョよくなっちゃう。4分音符弾くだけでいいからね。あと福田重男のキーボードでやるライブもここしかないかも。またやるだろうから是非来てくださいね。
●1/14(日) 昼 学芸大学珈琲美学
僕の初めてのヴォーカリストの弟子、白根真理子(vo)の4年ぶりのライブでした。サポートは福田重男(p)、鳥越啓介(b)。鳥越くんとは相当久しぶり。真理ちゃん体調のこともあって、コロナ時代に全くライブやれなかった。溜まったエネルギーを思い切り出した素晴らしいライブだったと思います。おめでとう!
●1/14(金)夜 中学同級生新年会
ライブ終わって夜は東北沢に移動。毎年行われている中学同級生新年会。僕は10年ぶりくらいの参加。ビックリなのは家主の石黒君、全ての料理を作ってるんです。スゴい!こんな歳になって皆で集まってバカ話できるのも楽しいことです。ギター持ってたから酔っ払って色々弾いちゃったりもしました。最後は Let It Be大合唱。布川、ジョージのギターソロまで弾いてました。何てったってギター始めて最初にコピーしたソロですから。
●1/15(月) 洗足4年生最後のレッスン&お疲れ呑み会
今年度大学最後のレッスン、そして4年生の奏人くんは大学生活最後のレッスンでした。彼は3年生くらいから完全にシンガーソングライターになった。面白い曲書くんだよなあ。レッスンで彼の歌に合わせてギター弾いて録音したこともあった。せっかく演奏したんだから早くリリースしなさい(笑)!
夕方からは4年間の労いワイン吞み。2年生ギタリスト鈴木くんも交えて楽しい宴でした。若者、予想よりかなり呑んでボトル何本も空きました。
●1/17(水) 初詣からのキュビスム展
やっと来られました。初詣は毎年ここ、亀戸天神です。雲一つない快晴。お詣りは気分も晴れます。蕎麦食べて上野へ移動。これもずっと来たかったキュビスム展。この世界は若いときから好きで、確か20代前半で初めて観て「何かスゴくカッコイイ」って思った。だから、エッセイ「ジャズの壁を超える100のアイディア」の表紙の絵も、「キュビスムみたいな感じにして欲しい」って、妹に頼んで描いてもらったほどです。
今回の展覧会ではブラック、ピカソはもちろんだけど、ファングリスの色使いが好きだったな。心打たれる時間でした。
●1/19(金) 桜新町 Neighbor
今年初のOJP TRIOのライブでした。滑り出しから絶好調、バンマスはゴキゲンです。しかし、直人くんも関根くんももう完全にバッチリだな。この1年弱でバンドになりました。特に関根くんの目を見張る成長ぶりには爺は驚くやら嬉しいやらです。もう言うことないな。この日は関根号で送迎してもらったので、高級鮨屋で打ち上げとなりました。若者はよく食うねえ…(苦笑)。
●1/23(火) 池袋 P's Bar
久々の定仙哲也くん(g)とのDUOでした。前半まではお客さん少なかったけど後半にとんでもないことになりました。現代の東京の強者ジャズギタリストが大挙して集合、お客さんとして聴いてました。鈴木よしひさ君を中心に、ジャズギタリスト呑み会をやっていたようでそこから流れて来たわけ。いやはややりにくかったな(苦笑)。
●1/26(金)学芸大学 A Train
ここは何とも落ち着く大好きなお店です。美味しいイタリアンと音楽を堪能できる東京のジャズの隠れ家ですね。この日は昨年からやっている市原ひかり(tp,vo)とのDUO。彼女はとんでもなく素晴らしいプレイヤーですね。それにとにかく「合う」んだな。タイムやフレージング、ビックリするくらいピンと来ます。だから演奏は仮に間違えてもどうとでもなる。特に彼女のスキャットは神がかってます。バンドならともかく、DUOで彼女に合わせてコンピングするのは、僕にとって瞬発力やアイディアの訓練になります。レッスン受けてるみたい(苦笑)。まさに「よく学び、よく遊べ!」だな。またやろう!
●1/28(日) 三島でハギノリを送る音楽会
昨年 9/19に亡くなった 三島のルパン、ハギノリこと萩原徳和くんを音楽で送る会に行って来ました。彼は1999年秋に僕と知り合ってから僕の生徒となり、その後三島で沢山のジャズ系音楽家のライブをプロモートしていました。その最初のライブが僕と納浩一(b)のユニットDuoRamaでした。今回は最も彼と縁が深かった2人のミュージシャンでのライブとなりました。会では僕ら以外に4つのバンドが演奏してハギノリを追悼しました。
ハギノリは一言で言ってとにかく強力な奴、会ったら忘れないインパクトがあります。強力な酒飲みで人間好きな昭和の兄ちゃんって感じかな。その魂がおっさんになっても全く変わらなかった。詳しく書くととんでも長くなるので以前に書いた僕のブログを参考にしてください。
https://nunosan.blog.ss-blog.jp/2014-03-07
https://nunosan.blog.ss-blog.jp/2007-07-09-1
奥さまの裕子さん、お疲れさまでした。「アニキに弔辞読んで欲しい」って言われてたのが現実になっちゃったよ、全く…。
でもこんなに人が集まってよかったな。キミの稀有なぶっ飛んだ人間力の賜物。みんなMCで似たようなこと言ってたもんな。
天国ならγ-GTPも関係ないだろ。思い切り呑んだくれてくれい!
●12/2(土)成城学園前 Cafe Beulmans
前日12/1 早朝に名古屋から夜走りで怒濤の「骨折ツアー」5日間から帰還。午後、整形外科へ行ってギプス脱却のお許しを頂きました。いやあ、大変だった。腰痛にもなっちゃったし。この日は初のお店で佐藤慎一(b)とDUO。彼はアンプを使わずコントラバス生音でやるということ。僕はヤマオカD50でかなり小さい音で。店の木の鳴りがスゴく良くて気分良く演奏できました。ジムホールみたいな気分。何とも心地よいお店だな。ライブ終わってからはあまりに嬉しいことが…。慎一くんのお嬢様がわざわざ僕のところにやって来て一言。「いままで聴いたギターで一番綺麗な音だった」そうです。こりゃ、長い音楽人生でも最高クラスの褒めの言葉だな(涙)。感謝感激でした。ギターやってて良かった。
●12/3(日)渋谷タワーレコード
アラ還ジャズギタートリオイベントライブ
奇しくも同時期にアルバムをリリースした近しい関係のアラ還ギタリスト3人でイベントライブをやりました。矢堀孝一、鈴木よしひさとワタクシです。実は2人とも以前は僕の弟子だった。2人とも素晴らしいミュージシャンになったけど、彼らはこのしょーもない先輩をいつもたててくれます。ありがたいことです。
ライブは全4曲。各アルバムに収録している3人のオリジナル曲を3通りのDUOでやった後、全員でFのブルースでした。演奏後はサイン会からのワイン打ち上げ。タワーレコードの現在のCEOはジャズギターも弾くそうで(驚)、「これから日本のジャズギターを盛り上げて行きたい」ということでした(感謝)。あと、ビックリしたのはイベントをやったタワーのLP売り場。ほとんど外国人観光客で大盛況!こりゃパラレルワールドか?みたいなメチャ景気いい感じ。僕の知らない世界が展開していました。1枚30万のLPも!
●12/7(木)学芸大学 A Train
大学ジャズ研の大先輩、大口純一郎さん(p)とここでは初DUOでした。いまだに大先輩と演奏できることは最高の喜びです。ジャズ研のOB達も沢山集まってさながらOB会のような宴となりました。
●12/15(金)用賀金のツボ
打って変わって息子より若い才気溢れる女子とのDUOです。窪田ひかり(p)の「Hometown」は素晴らしい名曲。洗足音大卒業して1年目、着実に自分の音楽を展開しているようで嬉しいですね。
●12/22(金)甲府アローン
10年以上ぶりの甲府アローンは、甲府出身の若尾真利(vo)さんのライブ。サポートは福田重男(p)との40年来の盟友DUOコンビでした。客席は彼女のファンで超満員。温かい気分の楽しいライブとなりました。マスター野口さんお元気そうで何より。
●12/25(月)小岩 Back In Time
2023年の仕事納めは、”元祖”布さん道場ジャムセッション発祥の地、ホームグラウンドとも言える東京極東のライブハウスでした。これが終われば約2週間のオフに突入です。クリスマスに超満員、ありがたい限りでした。2023年もどうもありがとうございました。
●おまけ(忘年会三昧)
12/26(火)はコロナ時代の恩人、清水聡宅でボクシング者たちが集まって井上尚弥祭り!
12/28(木)は Virtuoso赤坂で、藤野ジャズキャンプ2023の講師&スタッフ打ち上げ忘年会。
●2024年元旦の御挨拶
明けましておめでとうございます。本年正月の僕はより気分も新たです。1月で24年間やって来た大学での講義授業は終了します(個人レッスンは70歳まで続ける予定)。ちょっと感慨深いですね。4月からはだいぶ時間の余裕もできることでしょう。
本年の目標は、よく遊べ、よく学べ、あまり働かないにしてみました(笑)。「よく学べ」は何か新しいことですね。ちなみにジャズ演奏は僕にとっては「遊び」かな…。「あまり働かない」っていうのは無理して仕事でスケジュールを埋めないって意味です。何か布川に御要望あればいつでもお気軽にどうぞ。
本年もよろしくお願いいたします。
●1/1(月)、2(火) 伊豆高原妹新居でお正月
そして、昨年急に引っ越した妹宅へ向かいました。SNSでの元旦の御挨拶は伊豆高原からでした。いやあ、完全に旅行ですね。温泉付きペンションに来た感じ。昼過ぎに到着していきなり宴会(ほとんどの料理は甥っ子元ちゃんシェフによるもの…驚)。元日夕方には久々にユウちゃん(シーズー)の散歩をして(かなり山歩き)帰宅したら北陸大地震のニュース。そして翌日は羽田空港事故。何とも言えない気分の正月になってしまいました。謹んでお亡くなりになった方の御冥福をお祈りいたします。そして被災者の方々へはお見舞い申し上げます。
こんなときに僕が思うことは2011年東日本大震災のときと同じです。被災していない場所の人たちは普通に生活を営んでそれぞれの持ち場でミッションをコンプリートして行く、そして可能な限りそれぞれの立場で寄付など行う。それしかないと考えます。
人生初の骨折判明して11月を迎えました。この月は New Band、OJP TRIOのライブ満載です。杖も人生初購入、2日くらい使ってみると結構難しい。こんなに手に圧力がかかるもんなの?と思っていたら…
詳しい人が教えてくれました。何と杖を持つ手が逆だったことが判明(涙)。左足が悪いときは右手に杖を持つ。いまはネットにそんな情報いくらでもあるんだからちゃんと調べろよ、って話。実はこのときから若干手首痛めてていまも痛いです。
そんなギプス生活ですがバンドのCD発売記念ライブは続きます。
●11/10(金)小岩Back In Time
●11/11(土)経堂 Bar Penta
ギプスギタリストですがバンドは絶好調(笑)!ワーミーもワウも折れてる足で踏みます。もちろん酒は控えめに…(ホントだよ)。小岩はBack In Timeシャツで。
●11/23(木)洗足 You'd Be クローズドイベント
あまりに楽しい東大ジャズ研OBの集いでした。大学時代一緒にバンドやっていた1年先輩の若井さんが自分の実家を改造してジャズ喫茶にしたんです。西川くんも東大ジャズ研OBだし、そこでクローズドなライブイベントやろうということになったのでした。あまりに懐かしいメンツ勢揃いして期せずしてOB会となりました。OJP TRIOライブ1時間半の後は、延々ジャムセッションでした。
●11/25(土)関根号福山へ向けてGO !
リズムセクション若者2人は福山へ向けて700km超10時間超の旅路です。お疲れー!
そして僕は水道橋東京倶楽部でLAレコーディング経験して進境著しい岡山のヴォーカリスト橋本アリサさんとDUOでした。
●11/26(日)福山 Grand Soul Cafe Gun's 布川俊樹 Produce Super Session
僕は飛行機で広島空港へ。午後のライブはまさにVSOPセッション!OJP TRIOの3人に盟友福田重男、そして偉大なジャズ界のゴルゴ、浜崎航を加えたスペシャルなライブでした。福田布川DUO、布川福田浜崎トリオ、福田浜崎DUO、OJP TRIO+福田or浜崎、全員など色々な組み合わせでの一期一会のライブ、盛り上がったな。
●11/27(月)広島JUKE
田中民江CD「Love Songs」発売記念ライブ
レコーディングメンバー5人(布川、福田、浜崎、西川、関根)が揃った超豪華なスペシャルなライブとなりました。そしてゲストには民江さんの師匠ウィリアムス浩子さん、広島のレコーディングエンジニア数井さん。皆のおかげで、本当に最高のライブとなりました。民江さんのヴォーカリストとしてのレベルは何段も上がったな。コロナ時代数年間の研鑽の為せる業だったと感じました。あとJUKEで立ち見が出るほどの満員というのもただただ畏れ入りましたね。
●11/28(火)岡山SOHO
●11/29(水)明石 POCHI
素晴らしい方々に別れを告げてOJP TRIOのプチツアー3本が始まりました。基本新譜からは全曲演奏します。あとSJPアレンジヴァージョンのMoon Riverも演奏しました。日々、演奏は自由になって行く感じで楽しいなあ。素晴らしいメンバーです。
●11/30(木) OJP TRIO修学旅行からの名古屋Mr.Kenny's
明石のホテルをチェックアウト後は、老舗っぽい明石焼きのお店でブランチ。
関西から名古屋は高速で行くとまあ2時間くらいで着いちゃうからよく下道を使います。奈良の田舎とか走るの気持ちいいんだよな。今回は何と東大寺に寄りました。高校2年生以来、つまり48年ぶり!
ちょっと感動でした。子供の頃には感じることができなかったな。最初に大仏殿に入ったときに書いてあった内容もかなりグッと来た。
全てのものに関わりがある。細部に全体がある etc. …。まるで現代物理のよう。バタフライエフェクト、フラクタルあるいはホロン構造(知ったかぶりです)?
名古屋到着して最終日もダダダーンと演奏。この日は特に関根くん大爆発でした。素晴らしい写真は大阪のベーシスト津田藤宏くんが撮ってくれました(来年3月の関西ライブではOJP TRIOと共演します)。
●12/1(木)夜中〜早朝 名古屋から夜走りで帰宅
ライブ終わって僕以外は木曜仕事のようなので、夜走りで帰りました。何と新東名入った途端に大渋滞1時間以上停車(嘆)。ちょっと先でトラック炎上事故があったのです。自宅到着は6時前。
いや、ガンバったな。今回のツアーは骨折よりも、ちょうどツアー前日くらいになった腰痛が厳しかった。セッティングやエフェクター操作が一苦労だった。ギプスしてると両脚の高さが変わって変な姿勢になることが多くてそれが原因だったのでしょう。普段ほとんど腰痛ってなかったのに。
というわけでまあ無事(?)
ミッションコンプリート!
バンドメンバー2人、ツアー中お世話になった皆さま、どうもありがとうございました。
ちなみにこの日の午後に3週間ぶりに整形外科行って、晴れてギプス外れました(腰痛ヒドいからって言ったらお許しが出た…苦笑)。
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秋~初冬のミッションをコンプリートして、今年も終わりが見えて来ました。めちゃガンバった2023年秋の記録を日記風に残しておきます。
●10/10(火)
怒濤の秋はこの丸一日オフ日から始まりました。木曜からのプチツアーと週末の藤野ジャズキャンプ2023の準備にあてる予定にしていました。
ジャズ渡世人タビは荷物の軽減がとにかく大切で、そのミッションに重宝しているのがこのマルチエフェクター NUX MG300(ギターケースのポケットに楽勝で入るサイズだし、入ってるんだか入ってないんだかわからない軽さ)。これがこの日完全に不調を来しました。電源は入るけど、インプットに全く反応しない。あーだこーだトライして、データセーブや同じエフェクターを手に入れてデータ移行作業などで丸一日つぶれた。結局夜11時になっても上手く行かず、あまりに長時間の作業にイライラして立ち上がったときに足が痺れてて左足首を完全に捻って転倒。左足捻挫で泣きっ面に蜂…(涙)。
●10/11(水)福山DUO 布さん道場ジャムセッション
何とかNUX問題は前日大学から帰ってきてあっさり解決。要はエフェクターのファームウェアのヴァージョンを間違えていたという…(嘆)。これだから機械オンチ情弱はアカン。
ロキソニンテープ巻いて左足の痛みを引き摺りながら(もちろん脚を引き摺って)何とか福山に到着。ドラムの広瀬潤次くんがいてビックリ。まあ脚は痛いけど取りあえずソウルブラザーお茶屋さんと深夜まで盛り上がり。
●10/12(木)広島JUKE 田中民江クローズドイベント
秋晴れの気持ちいい日。お茶屋さんと広瀬くんは朝からゴルフ。福山いてもしょうがないから広島に移動。昼間にホテル到着後、平和公園まで市電で行ってちょっと散歩でもと思ったけど、脚は予想外に痛くて話にならない。結局ベンチで寝てました。
夕方から民江さんと落ち合ってジュークへ。ここはこんなに絶景のお店だったんだな。知らなかった。今宵は医師会関連のイベントです。民江さんは既に新譜ができてるからその中の曲を数曲演奏。田中民江2枚め「Love Songs」ははっきり言って力作です!
終わってからはいつもの広島打ち上げ。トッシー先生、民江さん師匠のウィリアムス浩子さんも加わって極上の打ち上げ。
●10/13(土)、14(日)藤野ジャズキャンプ2023
何と朝6時前に起きて7時前の新幹線に乗って一路帰京です(宴は2時までだったのに)。新横浜→八王子→藤野というコース。この時間に乗らないと間に合わない。
無事到着してセッション、セッション、セッション、夜中も部屋呑みセッションです。何というタフネス。渡世人爺の醍醐味ってところ。
翌日は朝9時からまたまたセッション、そしてワークショップ(前日もまたまた2時だったのに)。一体脚は大丈夫なのか(苦笑)?
まあ、何とかなったってことで。お疲れさま。前年第1回めの納浩一、布川俊樹の両オンラインサロンメンバーの会から、今年は拡張して参加者は倍以上の人数約60人。青柳誠、松山修の2人の講師を加えて多彩なセッションやワークショップが展開されたのでした。スタッフの方の尽力なければ絶対成功しませんでしたね。感謝です。
これはスタッフをやってくれた布川サロンメンバー、シキカツさんが作った藤野ジャズキャンプTシャツ。
●10/19(木) Virtuoso 赤坂
布川俊樹 OJP TRIO CD「Organ Jazz Project」発売記念ライブ
この日がついにやってまいりました。実はCDのモノ自体は9月末にはできてて、手売りとかやっていたのですが、正規発売日はこの日です。今回のアルバムは、布川手売り以外でタワーレコードでも流通しています。
ライブレコーディングを経験して、実にバンドサウンドになったと思いますね。いやあ楽しかった。脚は少しよくなって来た気が…(嬉)。
●10/26(木)
10/10以来のオフ日でした。実はこの週になって、脚がズキンとかなり痛いことが増えた。体重のかけ方によってはかなり痛い。全然よくなってない。これはおかしいってことで、整形外科に行ってみました。
何と……
骨折!
65年の人生で初体験です。初めてだからよくわからなかった(嘆)。もっと骨折って死ぬほど痛いのかと思ってたわけです。病院では、2週間以上もほっといたことに呆れられました。その間の暴飲暴食、まあいいわけはないでしょう。「骨くっつかなくなるよ」と脅されました。
そして、人生初ギプス生活突入となったのでした。
To Be Continued……。
Organ Jazz Project/布川俊樹
OJP TRIO LIVE at Virtuoso Akasaka
VTS 010 (税込み定価 3,000円)
ベテランコンテンポラリージャズギタリスト布川俊樹の4年ぶり24枚めのリーダーアルバムは6年ぶりのライブアルバムとなった。コロナ時代になって、活動の縮小を余儀なくされた布川は、自己の音楽のやり方を見つめ直し、積極的に才能溢れる若者ミュージシャンと共演しバンド活動を始めた。じっくりと3年間アイディアを温めてできた新バンド布川俊樹 OJP TRIOは、ジャズギターの歴史に欠かせないギター&オルガンでのトリオ。西川直人(org)、関根豊明(ds)という3世代に渡るメンバーがバンドのサウンドの多様性を作り出している。本作のコンセプトは、65歳になった布川が、いままでの音楽人生で最も影響を受けたレジェンドプレイヤーにトリビュートする楽曲を揃えたことだ。だから、収録曲8曲のサウンドはオーセンティックなスイング、ファンクジャズ、ブルース、ロックバラッドなど多岐に渡っている。新曲やかつてのオリジナル曲、カバー曲、どれもが新たな布川バンドのサウンドになっている。これこそが、「現在の布川俊樹のジャズサウンド」である。また、布川のホームグラウンドVirtuoso赤坂でのライブ録音サウンドは実にライブの熱気を伝えるみずみずしいサウンド。ウォームなギターサウンドも実に心地よい。布川の新たな挑戦がこのアルバムによって始まったと言ってよいだろう。
(1) Akasaka Duck Blues (Toshiki Nunokawa)
(2) Great Swing 17 (Toshiki Nunokawa)
(3) The Phantom Island (Toshiki Nunokawa)
(4) Mission Complete (Toshiki Nunokawa)
(5) Departure (Toshiki Nunokawa)
(6) Speak Like A Child (Herbie Hancock)
(7) Real Fake Jazz (Toshiki Nunokawa)
(8) Danny Boy (Irish Traditional)
布川俊樹 OJP TRIO
布川俊樹(g)、西川直人(org)、関根豊明(ds)
●8/1(火)布川俊樹 市原ひかり DUO at 学芸大学 A Train
名実共に高齢者突入して初のライブは最高のファンタジスタプレイヤー市原ひかりとDUO。とにかく彼女とはタイムから展開、フレージング何から何から合うんだよなあ。実にインスパイアされます。
たまたま後ろに映り込んでいるのは、洗足でひかりちゃんの1年後輩、目黒区八雲のお洒落なパン屋さん店主の田沼健一くん。僕のオリジナル曲「Kupu Kupu」を何とお店の名前にしてくれたありがたい教え子です。
● 8/3(木) 布川俊樹 OJP TRIO Live at Virtuoso 赤坂
6月ライブレコーディングを経て俄然バンドになった感じ。実に自由で楽しくなって来た。
● 8/29(火) 「Organ Jazz Project /布川俊樹 」マスタリング終了
マスタリング行うと一気にCDのサウンドになるんだよな。エンジニアは、福田重男氏との「Old Boys' Dreams」のときにお願いした澁澤賢さん。素晴らしいお仕事!
●8/12(土) 布川俊樹 Workshop「企画ジャズアレンジ講座〜お蔵入りGジャズ試聴会」at Virtuoso 赤坂
もうここ数年ずっとやりたかった企画。前半はアレンジ講座で窪田ひかり(key)とのDUOも。後半は企画ジャズ仕掛け人池上信次氏と楽しいトーク。そしてあのGジャズが深海の眠りから1時間だけ蘇ったのでした。
●8/24(木)〜27(日)福田重男 布川俊樹 DUO 2023夏のプチツアー
今回のツアーはレアで新鮮でした。僕のボルボ13号じゃなくて福田号スポーツカー86で。初日は福田氏のお膝元群馬県は榛東村スイングセカンド。眺めが素晴らしい丘の上のジャズカフェです。
2日めは柏崎 Ken's Cafe。福田氏の愛弟子水口かずみさんがやってるお店です。この日も満員のお客様。いつも大歓待ありがたい限りでございます。昼食は途中湯沢でお蕎麦。食べログで選んだけど大当たり!いやあ絶品でした。
26日は松本ライブ。昼間は連日の蕎麦三昧。ここもいいんだよな。この日の打ち上げはすさまじく…(ライブ写真なし…苦笑)。まあとにかく呑みました。3時くらいまでだったかなあ。覚えてない。塩尻クエストインターナショナルの大和さん(僕のメインギターのビルダーです)と塩崎さんは長年お世話になりっぱなしです。
最終日27日は八ヶ岳ジャズフェスティバルで浜崎航(ts,fl)、金森もとい(b)が加わったカルテット演奏。爽やかな高原の緑の中での気持ちいい演奏と言いたいけど、昼間早い時間だったから超二日酔い(爆)。もちろん演奏はちゃんとやりましたよ(キリッ)!
ジャズフェスでは東工大ジャズ研大先輩大口純一郎さんと久々にお会いしました。何とその流れでもとい君(彼は東工大ジャズ研後輩)の車に同乗して3人で帰りました。途中山の上のほったらかし温泉へ。ツアー最後は最高の夜となりました。
おまけ1
●某日 軽井沢の休日
またまた蕎麦人生です。実に気持ちいい休日となりました。
おまけ2
●某日 コロナ時代の恩人サトシ君の新居吞み会
基本、井上尚弥の映像を観ながら語る会でした。最高の真夏の夕べ。
布川俊樹65歳、ちょっと違いがわかってきた(笑)想い出に残る楽しい夏休みでございました。
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Organ Jazz Project/布川俊樹 LIVE at Virtuoso Akasaka
VTS 010 (税込み定価 3,000円)
ベテランコンテンポラリージャズギタリスト布川俊樹の4年ぶり24枚めのリーダーアルバムは6年ぶりのライブアルバムとなった。コロナ時代になって、活動の縮小を余儀なくされた布川は、自己の音楽のやり方を見つめ直し、積極的に才能溢れる若者ミュージシャンと共演しバンド活動を始めた。じっくりと3年間アイディアを温めてできた新バンド布川俊樹 OJP TRIOは、ジャズギターの歴史に欠かせないギター&オルガンでのトリオ。西川直人(org)、関根豊明(ds)という3世代に渡るメンバーがバンドのサウンドの多様性を作り出している。本作のコンセプトは、65歳になった布川が、いままでの音楽人生で最も影響を受けたレジェンドプレイヤーにトリビュートする楽曲を揃えたことだ。だから、収録曲8曲のサウンドはオーセンティックなスイング、ファンクジャズ、ブルース、ロックバラッドなど多岐に渡っている。新曲やかつてのオリジナル曲、カバー曲、どれもが新たな布川バンドのサウンドになっている。これこそが、「現在の布川俊樹のジャズサウンド」である。また、布川のホームグラウンドVirtuoso赤坂でのライブ録音サウンドは実にライブの熱気を伝えるみずみずしいサウンド。ウォームなギターサウンドも実に心地よい。布川の新たな挑戦がこのアルバムによって始まったと言ってよいだろう。
(1) Akasaka Duck Blues (Toshiki Nunokawa)
(2) Great Swing 17 (Toshiki Nunokawa)
(3) The Phantom Island (Toshiki Nunokawa)
(4) Mission Complete (Toshiki Nunokawa)
(5) Departure (Toshiki Nunokawa)
(6) Speak Like A Child (Herbie Hancock)
(7) Real Fake Jazz (Toshiki Nunokawa)
(8) Danny Boy (Irish Traditional)
布川俊樹 OJP TRIO
布川俊樹(g)、西川直人(org)、関根豊明(ds)
本日、無事名実共に高齢者突入しました。SNSでの沢山のバースデイメッセージどうもありがとうございました。ここまで来ると何か歳取るのが嬉しくなってる自分にちょっと驚いてます。色々と衰えを許容することも含めて新たな人生って感じがしますね。ジャズ渡世人爺として、次の目標、古希までまだまだパーッと生きたいと思ってます。
記念の日の晩餐は鰻に日本酒。先日、某所からこんな写真が発掘されました。こんな歳でこんな美味しい鰻が食べられる、色々な意味でそれだけで「いい人生」だと思うし、両親には感謝しかありません。
そして音楽家として何とか生きてるのはまさに皆さまのおかげ。心より御礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
ジャズ・ギターの金字塔 (CD付) 基礎/コード・ワーク/ソロ/スタンダード曲
ジャズ・ブルース・ギターの金字塔 新機軸ハイブリッド・ペンタトニックで攻略する入門書
ジャズ・スタンダード・バイブル FOR ADLIB 50の名曲で学ぶ実践アドリブ構築 CD付き
多分初めて2月に行った
真冬のジャズ渡世人ひとり旅2023
無事ミッションコンプリート!日々異なるミッションで、まさに渡世人稼業の醍醐味を味わうことができました。そして各地での盛大な歓待はいつもありがたい限りです。以下、日記風に記録に残しておきます。
●2/4(土)羽田空港~広島
最初は広島に2泊。ライブではありません。昨夏から3つのセッションをレコーディングしている田中民江 2ndアルバムの最終歌入れレコーディングを広島で行うのです。この日は前乗り。最高のお寿司屋さんからの何とカラオケ!酔拳ギタリストも歌いまくりで(苦笑)、いつものように楽しい宴となりました。
●2/5(日)広島 St. Rui's Studio
広島ではいつもこの郊外のスタジオです。昨夏、福田重男とDUOに民江さんの歌で録音した3曲の最終歌入れを行いました。エンジニア数井さんとご挨拶してリラックスした雰囲気で歌入れは進みます。民江さんはホントに上手くなったな。今回の録音曲はルバートがかなり多いんだけど、よく後から歌えるもんだと感心しました。相当な練習をしていることは間違えありません。Night And Day, Our Love Is Here To Stay, Easy Livingの3曲、いいテイクが録れました。今回のレコーディングは、ウイリアムス浩子さんの素晴らしいヴォーカルサジェスチョンがとにかく助かりました。まさに「師匠」って感じ。渾身の力作なんで、出来上がり楽しみにしていてくださいね。
そして連日の打ち上げはこちらに来るとお馴染みのイタリアン。トッシー先生と民江さんの何とも仲睦まじいショットもどーぞ。何てったって新作タイトルは「Love Songs」ですから。ちなみにバローロの蒸留はマローロ!
●2/6(月)広島~福山 ”お茶屋亭”
布さん道場ジャムセッション
広島から新幹線移動で福山へ。”お茶屋亭”を命名したのは福田重男氏、何のことはない、まぶだちソウルブラザー佐藤茶さんのお宅1Fです(笑)。僕のオンラインサロン会員の前原さん、辰川さんなどいつも集まる人たちで楽しく盛り上がりました。福山に定期的に来るようになって12年余り。ジャムセッションがすごくレベルアップして楽しく嬉しいな。もちろんジャズ渡世人布川は全曲弾き倒れました。
●2/7(火)福山~岡山 喫茶壱番館
布川俊樹 橋本アリサ DUO
福山からは在来線移動で岡山へ。昨秋の藤野ジャズキャンプ2022にヴォーカリストとして唯一参加して頂いた橋本アリサさんとのDUOです。そのイベントに参加してくれたもう一人の女性ベーシストが佐藤ももこさん。2人は初対面だったんだけど、2人とも岡山在住!何と言う奇遇でしょう(驚)。ということで、ももこさんも2曲ゲスト参加となりました。最初にアリサさんと知り合ったのは岡山でのジャムセッションだと思いますが、お茶屋亭で何回かレッスンしたり、彼女がジャズヴォーカルを始めた初期から知っています。今回のライブはあまりにレベルが上がっていてビックリでした。何と今年に入ってLAレコーディングしてきたらしい。いやはやそのヴァイタリティーとパッションには脱帽です。とても刺激を受けました。ライブ後は昭和歌謡なお店で焼酎飲みながら音楽談義。
●2/8(水)岡山~神戸甲南山手 Gallery Zing
布川俊樹 小田千津子 DUO
岡山から新幹線で大阪梅田のホテルにチェックイン。ちょっと休んでから電車で何度もお世話になってる Gallery Zingへ。布川ミュージック(特にVALIS)の日本屈指の理解者つーこさんとの難曲揃いの4回めのDUOです。お互いのオリジナル楽曲にコンテンポラリージャズの名曲を織り交ぜたセットとなりました。特に難しかったのはチックの「Love Caslte」。相当練習して臨みました。またこの日は洗足の約20年前の生徒、田沼健一くんが自らのパン屋をオープンする日。彼は僕の「Kupu Kupu」という曲が人生の1曲だそうで何とお店の名前にしてくれました(感謝)。ということで、ライブは500km遠隔お祝い演奏「Kupu Kupu」でスタートしたのでした。ライブ終了後はいつも来てくれる友人たちと焼肉で盛り上がりほぼ終電で大阪へ。
●2/9(木)大阪梅田オルウェイズ
Heads Or Tails? Featuring 布川俊樹
納浩一オンラインサロンのマネージメントもやっている津田藤宏くんの提案で彼がやっているバンドにゲスト参加です。まあ、連日の凄まじい難曲揃い、全曲イケイケのアップテンポコンテンポラリージャズフュージョン楽曲のライブでしたね。もちろん相当準備して臨みました(初見で弾けるような曲ではありません)。嬉しかったのは、僕の「Dancing In The Darkness」、「Mad Hatter Blues」の2曲をリーダーの藤井泰宏さん(as)がホーンアレンジして相当練習してくれていたこと。後輩世代ミュージシャンがそういうことをやってくれるのは何とも嬉しいなあ。その他、バンドのオリジナル曲、ウェザーリポート「Elegant People」、ブレッカーブラザーズ「Some Skunk Funk」など僕らフュージョン世代には堪らない選曲。何とかミッションコンプリート!
ライブ中、ステージ後ろの動画に直ぐキャプションやら画像とか出るのがスゴい!振られて座右の銘「人間万事塞翁が馬」を語るの巻。
●2/10(金)大阪~岐阜BAGU
布川俊樹 鈴土靖 LIVE & Jam Session
大阪から岐阜へはゆっくり在来線で移動して、岐阜に到着。高校同級生の鈴土靖くんに飛騨牛ランチをご馳走になりました(感謝)。実は彼と色々話したりするようになったのはここ数年。ヴァーチュオーゾ赤坂で出会ったと言ってもいいでしょう。彼は渡世人とは真逆の堅気中の堅気の立派な方ですが、兼業のギタリストとしても素晴らしい腕前なのです。昼食後はそ岐阜案内をしてくれるという話もあったのですが、悪天候だったので、彼のお宅で軽くリハーサルやらプチレッスン的なプレイのアドバイスなど。本番は沢山の岐阜のプレイヤーで盛り上がる宴となりました。鈴土くんとは高校の頃は全く話したこともなかったんだけど、爺になってこういう繋がりができるとは、人生も面白いものです。
●2/11(土)岐阜~川崎市多摩区自宅
岐阜からの新幹線を小田原で降りて小田急ロマンスカーに久々に乗ってみました。若干新横浜経由より時間かかるけど、乗り換え少ないし、名古屋あたりだったらそのルートの方が楽な(僕にとっては)ことが判明。遠足、じゃなくて渡世人のタビは帰宅して
ミッションコンプリートです。7泊8日のタビ、無事終了!
最後に一つ書いておきます。僕がジャズ渡世人を自称したのは、2011年震災後のことです。あれで、何かが変わった。自分ができることを喜んで頂ける方のいるところには何処にでも行って(地方であるかどうかは関係ありません)演奏し楽しい時間を共有する、そういう意識です。それ以前は、僕は基本「自分の音楽を世にアピールする、自分の好きなことをする」という思いでライブ演奏を行っていました。ジャムセッションやヴォーカル伴奏などはほとんどしていませんでした。
一宿一飯の恩義に報いて忠義を尽くす(比喩ですが、かなり現実でもあります)、まさに渡世人の矜恃です。僕ができる忠義とは、日々毎日違う場で、より良い演奏をすることであり打ち上げで楽しい場を共有することです。様々に起きるハプニングにも対応してその日のミッションをコンプリートして行くこと、それが最高に楽しくありがたいことなのです。まさに人間万事塞翁が馬道とも言えますね。
今後ともジャズ渡世人、布川俊樹をよろしくお願いいたします。今回大変お世話になった各地の皆さまにはこの場を借りて御礼申し上げます。どうもありがとうございました。
おまけ
●2/16(木)目黒区八雲 BAKESHOP KUPUKUPU
上記の田沼くんのパン屋さんへ陣中見舞い。場所は目黒区八雲自由通り沿い。ここは僕にとってはあまりに懐かしい場所です。通ってた中学がこの辺りだったから、駒沢公園~八雲界隈はよく学校帰りにうろうろするまさに「シマ」でした。都立大学中古レコード店ハンターを物色してから電車乗るのがルティーン。
忙しいだろうからパン買って直ぐ帰るつもりだったけど、めちゃ熱い田沼店長の「パン作りのこだわり」をとくとくと拝聴することに。発酵時間を普通より長く取っているのが彼のこだわりということで、パンのちょっとした出来もインプロビゼーション、ジャズだ!ということでした。
ワインのお供に合いそうなパンとこの日のランチ用のパンを選んで駒沢公園でランチ。風強くて寒かったけど、小一時間散歩して最高の気分の昼下がりとなりました。
「真冬のジャズ渡世人ひとり旅2023」
●2/6(月)福山お茶屋亭(090-5263-3100)
布さん道場 ジャムセッション
布川俊樹(g)ホストの参加自由のジャムセッションです。布川は全曲弾きます。全ての楽器、ヴォーカリスト歓迎です。
●2/7(火)岡山 喫茶壱番館(086-233-1560)
布川俊樹 橋本アリサ DUO
布川俊樹(g)、橋本アリサ(vo)
●2/8(水)神戸甲南山手 Gallerly Zing(078-413-4888)
布川俊樹 小田千津子 DUO
布川俊樹(g)、小田千津子(p)
●2/9(木)大阪梅田 Always(06-6809-6696)
Heads or Tails ?
Featuring 布川俊樹
藤井泰宏(as)、池田健(ts)、小浜早佑梨(key)、津田藤宏(b)、
阪井ちょく(ds)、 Guest: 布川俊樹(g)
●2/10(金)岐阜 BAGU(058-264-0024)
布川俊樹&鈴土靖 Live& Jam Session
布川俊樹(g)、鈴土靖(p)、国島洋(b)、宮川純一(ds)
1/12朝起きた途端のことだった。スマホを見ていた息子が「えーー!ジェフベック…」。SNSを見てみると既に「哀しみのギタリスト達」で溢れかえっていた。
仕事は色々ある日だったのだが、何とも言えない寂しい気分で放心状態になって全くやる気にならない。早々に切り上げて温泉行って「ギターや音楽を始めた頃」に想いを馳せた。黄昏れた…。
この投稿は追悼投稿というより、僕の人生におけるジェフベックを書き残しておきたいと思って書いた文章だ。
SNSであれブログであれ、知人以外の追悼投稿って気分的に憚られるものだ。大したファンでもないのに(自分の音楽人生に多大な影響を与えていたとしても、もっとすごいファンが世の中には沢山いるだろうってことがわかるから)、何かそういう訃報に便乗して自分のことを書いてしまう気がするからだ。意外かもしれないけど、いままで本当に泣きそうになるくらい悲しかった音楽家の死は、チャーリーワッツしかない(自分でも何であんなに悲しいのか不思議だった)。ジェフさんは世界でトップを争う人気ギタリストで、僕より衝撃を受けている「ジェフベック命!」のギタリスト、涙にくれているジェフマニアは何万人もいることだろう。SNS見てればそれはわかる。
僕がいままで音楽家の死に際してブログで追悼投稿を書いたのは、ジムホール、チックコリア、プリンス、ジョーザヴィヌル、チャーリーヘイデン。この5人だけ。彼らは僕の音楽家人生になくてはならない人たちだ。
僕はジェフマニアではないが、ジェフベックも完全にそういう存在だ。僕にとってのライブ演奏の原体験、生まれて初めて観たコンサートが50年前、1973年5月14日日本武道館ベックボガード&アピスでの彼の初来日だったのだ。このときに、痺れた、恍惚、衝撃、鳥肌(何と言っていいかわからん)というような感覚を初めて体験した(特にLivin' Aloneのイントロ。以下URL)。まさに宇宙一カッチョイイギタリストだと思った。っていうか僕にとってカッコイイの定義になったと言ってもいい。
https://www.youtube.com/watch?v=BfV1QAGI78o
正直言えば、僕は彼のギタープレイをコピーしたことは1度もない(テーマやリフくらいは練習したことはある。Scatterbrainはピッキングの練習になったものだ)。アルバムは8割くらいは持ってると思う。彼のプレイってあまりに素晴らしい歌い方、表現と断片的なフレージングで「できるわけない」と思うからマネしたいって全く思わなかった。クラプトン初期とかの方が端正だからコピーしやすかった。
強く僕に影響を与えたのは、彼の魂、歌い方、そして音楽の全体のサウンドだ。プレイは全くマネしなかったけど、曲の雰囲気、質感は影響受けた。
50年前に受けた衝撃とエクスタシーを追い求めて50年間音楽(ギター演奏)をやっているのだから。
VALISの曲でもそういう意識で作った、あるいは演奏した曲は何曲もある。何度か仕事で作った格闘技テーマソングはジェフベック様のサウンドなくてはあり得なかった(感謝)。
僕がロック聴き始めたときに出会った2つのジェフベックグループやBBA時代のサウンド。衝撃のサウンドだったBlow By Blow, Wired, There And Backと続くインスト時代(あの音楽があったから、現代の僕らはクランチやディストーションでジャズを演奏しているのだ)、90年代後半には指弾きとアームのとんでもない表現力と、テクノサウンドを融合した「Who Else」。ライブ映像で観た「A Day In The Life」のプレイには涙した。2009年に観た東京でのライブは宇宙一カッチョイイギタリスト健在だった(以下URL)。
https://nunosan.blog.ss-blog.jp/2009-02-10
その後も全く若い風貌でレジェンドロックギタリストの中で一番元気そうだったのにな…。
書いてたらまた寂しくなって来た。僕の音楽人生でなくてはならなかった多大な影響を与えてくれた偉大な先達がこれからも次々と亡くなって行くんだろうとヒシヒシと感じる。それを避けるには自分が先に逝くしかない。
改めて謹んでギター神のご冥福をお祈りいたします。どうもありがとうございました。
ジェフベックの追悼記事も書きたいと思っているのですが、その前に僕としてはこれです。
昨年暮れ12月25日、一番古くからの自宅レッスン生徒でオンラインサロン会員の安藤具隆さんがお亡くなりになりました。享年57歳。あまりに早いご逝去、寂しく悲しく残念でなりません。
彼を最初に教えたのは何と約30年前、それこそVALIS 2枚目あたりの頃だから一番古い生徒でした。それから転勤とかあって数年前からまたレッスンしたり、サロンに参加してくれたりしてたわけです。
彼は間違いなく布川俊樹研究第一人者でもありました。僕の様々なプレイをトランスクライブした譜面研究ノートは全4冊にも及び、レッスンではいつもその「感想戦」みたいなことをやっていました。もう僕がどのようにミスしてどうリカバーしてるか(あるいはできてないか)彼にはバッチリお見通しだったことでしょう。
訃報は、納浩一&布川俊樹オンラインサロン合同忘年会があった12月26日昼間、下丸子ラミノアのマスター平川さんが知らせてくれました。平川さんと安藤さんは新日鉄の会社での繋がりがあって、ラミノアでライブやるときは彼はいつも来てくれていました。僕はあまりのことに呆然としていたのですが、忘年会ではしばらくそのことは伏せて、中盤にさしかかったあたりで彼の訃報を忘年会参加者のサロンの方々に伝えました。皆衝撃だったことでしょう。その日来ていた人たちは、その僅か2ヶ月前10月の納浩一&布川俊樹オンラインサロン藤野ジャズキャンプで彼と会っていた人たちばかりだったのです。安藤さんは10月の合宿では元気に2日間最後まで参加していました。夜中に一緒に部屋呑みしたのが想い出に残っちゃった…。
彼が亡くなったことを語って、急遽「Departure」を追悼演奏したのですが、もう僕は涙で全く演奏できなくなってしまいました。かなり酔っ払っていたことはありますが、あんなことは長い音楽人生で初めてでした…。その後は泥酔して覚えていません。
翌日27日の午後になって彼の大学友人の方から「奥さまが僕と連絡を取りたがっています」というメッセージがありました。電話をしてみるとその日に急遽お別れ会があるってことでした(告別式は正月開けに近親者だけでやると仰ってました)。16時終了ということで、レッスンを1人中止して小平へ車を飛ばして行って来ました。ギリギリ間に合ってお顔を拝見することはできました。近しい年代の友人を送るのはいままで数回ですが、全く現実感なくただ手を合わせるだけでした。
奥さまは弔問者への対応でお忙しそうでしたが、ちょっとだけお話しました。もう何を言っていいんだか全く言葉が出なかった。11/24に膵臓ガンが発覚して1ヶ月で亡くなっちゃったってこと。何という突然のことでしょうか…。
ただ一つだけ、合宿のときに彼が病気を隠してたんじゃなかったことには救われました。多分「心底楽しめたんだろうなあ」と思います。
最後に彼が5年間に渡ってリーダーとしてバンド運営を行っていたという Sound Palette Jazz Orchestraでの素晴らしい写真を紹介いたします。バンド代表(講師)の富山さん(tp)の許可を得て掲載しております。
彼の人柄が滲み出ているようないい写真だなと感じました。
改めて、謹んでご冥福をお祈りいたします。
安藤くん、ありがとうな…。
■サロンの特徴
(2023.1.6アップデイト)
当サロンに該当するFacebookグループでは、下記のような特典を受けることができます。
・サロン限定の教材(譜面、映像)提供
教材は上級、中級、初級、入門などに分けて定期的に発信しています。布川俊樹のYouTubeチャンネル(無料)では、譜面などの掲載は一切行っておりませんが、当サロンでは、譜面を頻繁に提供しています。1990年代にジャズライフに連載していた「月刊スタンダードアレンジ」は「オンライン月刊スタンダード」となって演奏映像付きで新たな形に生まれ変わりました。
・サロン限定動画の提供
YouTubeチャンネル(無料)ではご覧いただけない、貴重なライブ動画や、布川参加の音源、限定教則映像などを提供いたします。
・サロン限定エッセイの提供
サロン限定のエッセイを公開しております。
・メンバーの演奏動画へのアドバイス
ご自身の演奏動画をアップロードしていただき、布川から直接アドバイスもらうことができます(*注意…他のメンバーも閲覧できることを予めご了承ください。)。
・布川俊樹への質問
ご自身が抱えているちょっとした疑問や悩みを、文章で質問してください。布川俊樹がお答えします。
また不定期ですが、無料オンラインアドバイジングも行っております(体験レッスンのようなもの)。
・サロンメンバー限定のワークショップ&打ち上げ飲み会
基本的に、数ヶ月に1回程度のペースでワークショップ (オンライン or オフライン)を行っております。二次会的な打ち上げ飲み会 (オンライン or オフライン)をもあります。2022年10月には納浩一オンラインサロンとの合同合宿「藤野ジャズキャンプ」も行いました。今後も行う予定です。
・布川俊樹リーダーアルバム、教則本の割引販売
いくつかの布川俊樹関連作品の割引販売を行っています。
・SYNCROOM 布さん道場
不定期ですが、会員限定でSYNCROOMを使ってジャムセッションを行っています。会員さん同士のコミュニティーになっています。
*布川俊樹からのコメントには、数日時間がかかる場合がございます。予めご了承ください。
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