偉大なお方が [音楽雑感]
鬼籍に入られました。
ジョーザヴィヌルさん（親愛を込めてさんづけさせて頂きます）。
http://ca.news.yahoo.com/s/capress/070911/entertainment/obit_zawinul
僕の音楽形成になくてはならなかったお人です。プレイヤーとして最も影響を受けたのは、ハービーハンコックとジョンスコフィールド先生。音楽として最も影響を受けたのはマイルスとウェザーリポートと子供の頃聴いてたロック。そのウェザーリポートは、もちろんジョーさんとウェインショーターを核にするバンドです。でも、初期の頃はともかく、僕が最もよく聴いた「ナイトパッセージ」、「830」、「ミスターゴーン」あたりのWRはジョーさん半分、後の半分をウェインとジャコって感じでしたね。色々な機会に言っていますが、僕が音楽家になろうと決意したのは、大学４年生のときのWR公演です（ナイトパッセージの発売前でその曲をやっていた）。１回観て感動に震え「これぞ新しいジャズ」と思ってすぐ２回めのチケットを買いました。
一昨年だったかな、ブルーノートでザヴィヌルシンジケート観ました。まさに「祝祭」というべき超強力グルーヴミュージックでした。人力テクノみたいな感じもありましたね。そのときは70歳過ぎてメチャ元気って感じだったのになあ…。大体「粋Z」って雑誌でしょっちゅう表紙だったもんね（笑）。
あと、あの人の伝記本、最高に面白い。マイルスのと双璧です。彼はオーストリア出身ですからナチスの攻撃を受けてるんですよね。音楽に関しては、子供の頃から天才ぶりを遺憾なく発揮しています。ボクシングなんかもやってて酒はうわばみ。ジャコには飲ませ過ぎて悪かったみたいなことも言ってたっけ。とにかく魅力的な人です。
謹んでご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました。
ついさっき(9月11日 21:35)なんですね。
’７０年代、’８０年代に活躍された方が、そういう時期にきてるんでしょうかねぇ。ご冥福をお祈り申し上げます。
by お〜にっさん (2007-09-11 23:26)
ちっちゃいころロック少女Ａだった私も、ＷＲに出会って、「私とＪＡＺＺ」の関係において、でっかい示唆を受けました。 ことしの年末はＪＡＣＯシリーズのライブをちくっと仕組んでおりましたが、ザビヌルさんの追悼にもなりそうです。
by ほ～み (2007-09-12 08:24)
ＷＲは私にとって、ジャズの２度目の洗礼でした。
（１度目はプーさん）
ジョー・ザヴィヌルのＷＲ，そして、ショーターと、ジャコ。
天国でザヴィヌルとジャコはどんな会話をしているのでしょうか？
by ダダリオ (2007-09-12 21:55)
皆さん、おはよーございます。
やはりジョーザヴィヌルさん死去のニュースはジャズ界には衝撃でした。昨日はその話題で持ち切り。昨日のライブは矢堀孝一、竹中俊二という両スーパーテクニカルギタリストとの共演ライブだったんですけど（彼らの音数はそれぞれ僕の倍くらい。速過ぎ…笑）、３人とも多大な影響を彼から受けているんですね。「Young And Fine」と「A Remark You Made」の２曲を演奏しました。
昨日はローディー運転だからかなり飲んで演奏。昨日はラムで行きました。楽しかった。そう言えば、ザヴィヌルさんの子供の頃、エピソード。子供の頃（確か６歳とか８歳とかそういう話）、彼は何か村の祭りイベントみたいなので演奏してたんだって。そのときに彼は左手だけで演奏するのを覚えたそうな。なぜかと言うと、演奏しながら右手で何かお酒を取って飲むんだそうな（笑）。究極の酔拳の使い手だ！WRはショーター共々ホントにめちゃくちゃ飲んでやってたみたいね。
by ぬのさん (2007-09-13 10:02)