正月ってえのもいいもんだねえ。 [ご挨拶]
ぬのさんのスパイスフリークな日々読者の皆様、明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
今年の正月は何か特別な気分になっています。
僕のホームページの「俊樹の部屋」。まったく更新してませんが(いまのブログのようなものでしたから)、最後の記事が2007年新年の御挨拶でした。
そのときに書いたことは
60歳で死んじゃうと思って生きてみる
「たぶん60歳まではやっていける。ただその後はわからんぞ。仕事なくなって貧乏になる可能性もかなりある(笑)」とも書いてます。それから6年。激変はもっと早く来た感じがしてます。もう「たぶん60歳まではやっていける」なんて思ってません。
でもね、その危機感がとてもワクワクする。この歳にして新たな音楽人生が始まる予感があるんです。
正月っていうのはなかなかに、生きるために効果的な儀式ですね。
僕は若い頃(30歳くらいまでかな…)は儀式っていうのがとにかく嫌いで、卒業式とか全然感慨なかったし、成人式は出ないし、正月とかに何かけじめをつける的な発想がなかった。初詣も行かなかった。
歳食ってようやくこういうことがもたらすリセット効果ってものがいいもんだと思うようになりました。
今年の正月は飲んだくれてもいましたが、ちょっとギターも弾いてみたりしたんです。これ、初心に帰ります。クリックに合わせて何か適当に好きな曲を弾いたんですけどね。クリックがグルーヴして聞こえたらもう延々と弾いてられる。音楽、そしてギターを弾くことを仕事じゃなくやってみると、いかに僕が音楽を好きかということが確認できます。
これこそが最もシンプルな行動原理です。これさえあれば、何とでもなるんです。
こんな楽しいことを僕は31年も仕事としてやってきたんです。何とありがたいことでしょうか。去年みたいにウダウダ愚痴言ってちゃいけません。
いまは廃刊になっている「ジャズギターの金字塔2」に、「ジャズ侏儒の言葉」という拙文があります。もちろん、僕の考え方の原点、芥川龍之介の作品名から取ったんですけどね。
そこにも書いてます。
「人生」
グルーヴしてりゃあ生きられる。
「俊樹の部屋」の最後の新年御挨拶から6年、目標の還暦まであと6年です。それまでどんなことが待っているのか、どんなチャレンジができるのか…。
実に楽しみです!
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