ジェフベック！！

観てまいりました。

 

宇宙一のエレキギタリスト。ジェフベック。

 

やられました。

 

最近どんな感じか知らなかったんだけど、Who Elseの頃のテクノ系のサウンドではなく、実にシンプルなカルテット（？）のライブ。使うギターはストラト１本。ほとんどリアピックアップで弾いてた。それであらゆるコントロールをする。考えられませんね。ボトルネックで超高音域で右手だけで弾くのとか音程バッチリだよなあ。激しい歪んだプレイから音を急に小さくしてもまったくと言っていいほどノイズも出さない。大きなホールで聴いたギターの音でいままででベストだな。PAスピーカーが前にだけあったのがよかったのかな。NHKホールというのもあるのかも…。

あとルックスがとにかく若い。まったく爺さんじゃありません。御年64歳で腕がピチピチ。何かビーチバレーやる人みたい（笑）。黒の皮パンツもまったくOKです。 

 

しかし、ホントにシンプルっていうか、それこそどっかのライブハウスみたいな４人のセット。照明とかに凝るわけでもなく、MCも一切なし（曲紹介もなし）。ひたすらぶっ続けで演奏。ロックですが、我々ジャズ系でやってる人達のマインドと同じ印象を受けました。それでNHKホール満員にしちゃうんだからね（3〜4千は入るよね？）。圧倒的な演奏力の持つ訴求力はとんでもありません。 

 

メンバーはウ゛ィニー.カリウタがやっぱりとんでもない。あんな巧い奴観たことないくらい巧い。笑っちゃいます。四分音符=240くらいのシャッフルでずっと３連でドドドドドドって2バスで１曲中叩き続けるわけです。それで７拍子（笑）。何ちゅーか、あれはアスリートの世界だね。あと20歳ちょいの女の子ベースのタル.ウィルケンフェルド。可愛いし巧くてびっくり（ジャズっぽかった）。世の中にはいるんですねえ…。 

 

ちなみに僕が生まれて初めて観たコンサートは1973年のベックボガード＆アピス。そういう人が未だに圧倒的に現役であることが何だか嬉しいな。