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オスカーワイルド [たわしもない、いや、たわいもない話]


オスカーワイルドが大好きだった。イギリスの世紀末の耽美派、芸術至上主義の代表的劇作家だ。高1の頃、芥川龍之介の本に衝撃を受けて本を読むことが好きになり、彼の本に書いてあった小説家を取りあえず読むことが僕の初期読書体験となった。ポー、谷崎潤一郎、フランス象徴派詩人とかドストエフスキーとか。

 

その中でもワイルドの「ドリアングレイの肖像」という代表作は僕が最も心酔した作品だった。主な登場人物は3人、画家バジル、彼の友人である警句家ヘンリー卿、類まれな美青年ドリアングレイ。バジルはドリアンを強く慕い、彼の肖像画を描く。ドリアンはヘンリー卿の眩惑的な警句に強い影響を受けて欲望と快楽の道を突き進む。数々の悪徳も重ねるが(バジルは彼に殺される)、彼の美貌は一向に衰えない。その代わり、彼の肖像画は歳を取り、醜く変貌して行く。

 

ってな話だ。

 

何でこんな話?

 

っていうと、放送独占状態ののりP報道(笑)。これには若干興味本位に興奮したことを禁じ得ない(不謹慎ですんません)。別にのりPのファンではないし、彼女の活動はまったくフォローしていなかったが、彼女が今回の事件のようなキャラクターとは最も遠い存在だと何となく感じていた。かなりマスに好感度の高い美の象徴的キャラクターだったと思う。裁判員制度の広報キャラクターに起用されるくらいだからね。

 

しかし、僕らから見えないところに「のりPの肖像画」があったのね。

桜の樹の下には何とやらとも言えるのか…。

 

なんて下らないこと言ってないで、練習しようっと。

 

P.S…もっとヒドいと思われる押尾何とかって人の話が吹っ飛んじゃってるもんなあ。この選挙時期にこんなことばっかりテレビでやってるのもどうかって意見もあると思いますが…。何か裏があるのかね。



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